早朝にジョギング(半分は散歩)をするようになった。いつから始めたか忘れたが、台風の日を除いて、もう一週間くらいは続いていると思う。体を動かすことがそんなに好きではない割には、休まず続いている。たかだか一週間と言うなかれ。始めた当初の目標は「三日坊主になりませんように…」だったのだから。もう充分達成した。
毎日、その日思いついたコースを一時間ほど、走ったり歩いたりしている。早朝仲間(と言っても知らない人だけど)は、随分多い。10人と言わず、20人くらいはすれ違っていると思う。近所に、良い散策コースがいくつかあることが大きい。
石畳の小路、見上げると深緑が両脇にそびえていて気持ちが良い。ほかにも、川沿いコース、ゆるゆる山登りコース、比較的新しく造成された隣街のきれいな街並み見学コースなど、本当に飽きることがない。ちなみに街並み見学コースでは、道が直角ではない形で枝分かれしていたりして、危うく迷いそうになった。あぶない、あぶない。新しい感じの町なのに交差点が直角に交わっていないのは、山の形に合わせた土地開発をしたためなのだろう。
特にランニングウェアを持っていない。早朝ジョギングが続くかどうか分からないので買う気もなく…というか、続いたとしても買う気はなく、ほとんどパジャマのような(でも断じてパジャマではない)ヨレた出で立ちで走っている。知人に会わなくてよかったと思う。この先も、会いたくはないものだ。
ふと10年以上前のことを思い出す。以前住んでいた家は、目の前がスーパーマーケットだった。便利だったな。そんなロケーションのため、部屋着でつっかけを履いて買い物に行ったりしてた。ある日、店で知人に会った。私の恰好を上から下まで眺めて一言。
「近いっていいわね」
本気か?皮肉か?その時ちょっと恥ずかしかったな~。それ以来、少しだけ服に気を遣った。それなのに、早朝ジョギングでは、誰とも出会わないことを願ってヨレた出で立ち…。