たけのこ新聞の事件簿

離婚をきっかけに、今まで心に溜めていたことを書いています。離婚、エコ、世間の常識(のようなもの)についての疑問などなど。

生活を創る~無駄を省いて、無駄を満喫する㉑

2023年08月08日 | 日記

子ども達は、粉もの料理が好きだ。焼き菓子、パン、ピザ、麺類。私の方針(と言うほど大層なものでもないが)で、食費は、手作りである限りケチらないと子供に伝えている(それ以外のお金はしっかりケチる!)。なにせ、食べ物が私たちの体を作るのだし、体が充実していないと気力も落ちる。よりよく生きるには、まず食事だと思う。そして、おいしいは幸せな気分に直結している。うん、うん。

近頃、子どもはピザをよく作る。強力粉に油や塩、水を混ぜてコネコネする、あのピザだ。昔ホームベーカリーを持っていた頃は、ベーカリー君に任せて生地を作り、たまに焼いていた。で、今は全く作っていない。そんな作ってくれない母ちゃんに見切りをつけて、自分で作り始めたというところか。子どもたちは、今、ベーカリー君がいないので、自分でコネコネしている。作り始めたころは、その辺中に粉をまき散らし、作るのも、掃除も大がかりだったもんだ。それが数カ月のうちに腕を上げ、スマートに、気軽に作ってくれるようになった。

慣れるというのは、こんなにも作ることへのハードルを下げるのか。今度作り方を教えてもらおうと思っている。子どもに教えてもらえるなんて考えると、ちょっと嬉しくなる。

 

中高生にもなると、自分の興味のあることや志向の強さによって、技や知識の幅をどんどん広げていくようになる。ピザに限らず、子どもにかなわないと感じる技術が、うちにはいくつかある。ちょっと前までチビッ子だったのに…。親がいい加減でも、子どもはちゃんと『好き』を見つけて実行している。頼もしくてうれしい。

うちが裕福ではないお陰で(!)、手仕事をマメにしたり、自分が本当に好きなもの、必要なモノをじっくり吟味する習慣が身に着いたのかもしれない。こうして身に着けた習慣が子ども達の人生に良いご縁(人でもモノでも)をもたらしてくれることを願っている。