よろず戯言

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想像以上に深刻で大事だ

2011-03-13 01:50:23 | 日記・エッセイ・コラム

東北・関東を襲った巨大地震から一夜明けた。

新聞はこれまでないほどの特大の見出し。

 

テレビニュースでは新たに入った映像が映し出される。

残骸が散乱した無惨な港町が、鎮火する気配のないコンビナートが、

そして放射能漏れが続く、福島の原子力発電所が映し出される。

 

昨夜遅くまで、スカイプなどで千葉に住んでいる、

マリオカートフレンドの Kei さんと会話していた。

交通がマヒし、都心から松戸の自宅まで数時間かけて徒歩で帰宅したようだ。

地震でオフィスの壁に亀裂が入り、これまでにない大きな揺れで生きた心地がしなかったという。

 

Kei さんの実家は宮城県仙台市。

両親とまったく連絡が取れないのだという・・・。

さらに緊急地震速報が発令される。

昨夜はきっと一睡もできなかったのではなかろうか。

 

だが今日になって、ご両親の無事が確認できたそうで自分もひと安心。

そして千葉の野田にお住いのヨシさん一家も無事だそうで、こちらもひと安心。

ただ、どちらも家はぐちゃぐちゃなようだ。

ヨシさんは単身赴任で中国に居られ、

向こうのニュースで日本の大地震のことを知れど、その詳細が判らないようだ。

 

朝出勤時、CDプレイヤーを止め、NHKのAMを聴く。

新たに入った行方不明者情報や、安否情報などを刻々と伝えている。

来月に控えた統一地方選挙。

そのため毎朝、主立った交差点に候補者が立ってドライバーに手を振っている。

さすがに昨日の大地震から一夜明け、そんなことするバカな候補者は居ないだろう。

 

候補者同士で争奪戦の激しい人気の交差点も誰も居なかった。

だが、田川市の春日橋付近に、ひとり立っている候補者が居た。

70過ぎとおぼしき白髪のジジイだ。

「コイツは我がのことしか考えていないな・・・こんなヤツには絶対に入れたくはない。」

と、田川市市民でもないのに、その候補者に憤りを覚える。

なんでも市長選に出馬予定だとか。

  

本日全線開通の九州新幹線も、

案の定、全ての式典やイベントが中止になった。

地震がなければ新聞記事に大きく載っていたに違いない。

明日の新聞にも、僅かに載る程度だろう。 

 

ずっと地震の被災地のことが気にり、仕事も手に付かない。

今日はいくぶん暇だったのが幸いだった。

時折、我慢できなくなって、携帯電話のテレビを点ける。

店の売場でパンジー苗の手入れをしながら、ふと思う。

「こんなときに、俺はいったい何をやっているんだろう・・・・。」

こんなことしている場合じゃない。

 

自衛官の弟は、被災地のどこかで救援活動に勤しんでいるだろう。

看護士の妹も、現地から医師・看護士の支援要請などあれば、志願したいと行っていた。

もし今勤めている職場に、ボランティア休暇があれば、

即取得して、ネットで仲間を募って現地に赴いていただろう。

 

帰宅してさらに深刻なニュースが飛び込んでくる。

東北とは別に、新たに新潟や長野でも強い地震が続いていること。

原発の原子炉の損壊が深刻なようで、避難区域が大幅に広がり、

メルトダウンまで行かなくとも、放射性物質のセシウムが検知され、

原子炉の抑制作業にまだまだ時間がかかること。

鎮火するめどのない、千葉と仙台のコンビナート。

街全体がまるごと津波に飲み込まれている惨状。

南三陸町・・・住民1万人以上が行方不明だとか・・・。

これはもしかすると、阪神・淡路大震災の被害者数をはるかに上回るかもしれない。

 

韓国から救助隊が駆けつけてくれた。

「ロッテ商品は買わん!」「K-POPなんて聴くか!」

そう決めていた自分だが、雪見大福から・・KALAから解除していくか。

アメリカの救助隊も日本へ向かってくれている。

他国からの支援申し出には、この際、遠慮することなく強がることなく、

なりふり構わず最大限に要請して受け容れるべきだ。

これまでに IBRDやODAへ多額の資金を拠出してきたことや、

災害被災地へ駆けつけたことも含め、「困ったときはお互い様」の精神で対応すべきだ。

 

こんなときに派閥も政党もない。

政府は野党も含め全ての政党・政治家・関係機関と強力し、

一丸となって被災者の救援と、その後の復興に全力を注がなければいけない。

当然、我々一市民も、そのために必要な支援を惜しんではいけない。

官民一体となって国民全てが、なすべき義務を果たさなければならない。

警察が消防が自衛隊が不足するのならば、一般人から緊急召集すればいい。

たとえ無補償であったとしても、自分は喜んで現地へと飛ぶ。

それくらいの大惨事であると認識している。

 

木村太郎よ、政府や自治体の対応を、いちいち批判してんじゃない。

お前のグダグダ言う文句など、被災者の方々も見守る我々も、誰もそんなものは要らない。

皆、一生懸命やっている。

こんな状況で、至らないところも多々出てくる。

それが気になるならば、報道がサポートしろ。

偉そうにスタジオでふんぞり返って文句言ってんじゃない。


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