よろず戯言

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神様はバリにいる

2015-01-31 00:05:39 | 映画

先日、仕事帰りに映画を観た。

堤真一 主演のコメディ、“神様はバリにいる”だ。

監督はガンジス河でバタフライデトロイト・メタル・シティ李闘士男
 

クロイワ・ショウ氏のエッセイテイストのビジネス本、“出稼げば大富豪”。

起業したものの経営に行き詰ったクロイワ氏が、インドネシアのバリ島で出会った、

大富豪の日本人・丸尾孝俊氏 に弟子入りし、伝授された成功の秘訣などを綴った、

エッセイ・自叙伝感覚のビジネス本。

それを原案に脚本が描かれ作られた映画が今作だ。
 
 
 

 

今回ももちろん、原作(というか原案)を知らず、

ただ単に劇場で予告編を観て、なんとなく面白そうだな~と思ったし、

主演も大好きな堤真一、ヒロインも好きな尾野真千子

二人の駆け引きでストーリーが進むようだったので、迷わず観ることに決めた。

 
 
幼いころから勉学に励み、一流大学も卒業し、

遂には若くして起業したものの、経営は行き詰まってしまい、

顧客に離れられ、社員には見放され、残ったのは多額の借金だけ。

何事も完璧にやってきたはずなのに、なぜ!?

失意のあまり、バリ島へふらりと降り立った、祥子(尾野真千子)。
 

督促状や差押状にまみれ取り立ての電話に追われていた日本での日々。

美しいバリの海岸の岸壁で、途方にくれて思わず身を投げようとする。

「地価が下がるからここで死なれては困る!」そう言って現れたのは、

ビッグスクーターにまたがる、日本人の青年・リュウ(玉木宏)。

 

結局、身を投げることはできず、

祥子は気がつくと、高級そうなヴィラのコテージに横たわっていた。

そしてそこで、イカつくガラの悪い関西弁の怪しい男に会う。

まくしたてるように、祥子に話しかけるその男、皆から“アニキ”と呼ばれ慕われていた。

アニキ(堤真一)は、このバリ島に広大な土地を持ち、いくちもの家を持ち、

多くの部下やお手伝いさんを従えて、いくつもの会社を運営する、大富豪だった!
 
 


 



あからさまに うさんくさいアニキを拒絶する祥子。

起業に失敗し周りから見放されたた自分、

かたや大成功し、多くの人々から慕われてているアニキ。

破産寸前の経営を立て直すヒントが得られるかもしれない!

不思議なバリ島の風習・文化も学びながら、

アニキに弟子入りし、首からメモ帳をぶら下げて、

はじめは半信半疑だったけれど、次第に真剣に成功の秘訣を学び始める。
 

日本では将来が約束されていたにも関わらず、

アニキの片腕としてバリ島で暮らす、元エリート医師のリュウ。

アニキの夢、大きな幼稚園の建設を一緒に実現せんと、現場で寝る間も惜しんで奮闘する、

現地人のアデ(エピィ・クスナンダール)、様々な人たちが縁でアニキを囲んでいた。

  


 


そんな祥子の元へ、日本からひとりの男が追いかけてきた。

「絶対に逃がさない・・・。」そう不敵につぶやく男。

そして夢を叶える目前だったアニキにもピンチが訪れていた。

幼稚園の建設現場に、役所の人間がやってきて工事の中止を命令する。

 

祥子を追ってきた男は何者なのか?

アニキの夢だった幼稚園の建設はどうなってしまうのか?

祥子ははたして、アニキから成功の秘訣を学びとり、

借金を完済して会社を立て直すことができるのか・・・!?

 

 

うーん期待はずれだった。

つまんなくはないのだけど、イマイチだった。

主要キャストが好きな俳優さんだったので残念。
 

そもそも原作(原案)が自分好みではなかったか。

どうも自分は成功者の自叙伝とかビジネス書とかが嫌いなんだよな。

あれが万人に当てはまるわけではないし、

どう考えても実践不可能なこと羅列しているのも少なくないし、

ただの自慢話や武勇伝にしか見えないんだよな。

この原作は第三者が成功者のことを書き綴っているものなので趣はことなるが。
 

 

 

まあそんな身構えるものではなく、この映画は気楽に観るもの。

アニキのやり方が、日本のセールスマンや起業家に通用するわけないし、

ビジネスやライフスタイル参考として観るものではない。

まあ物の考え方、とくに前向きに生きる、ポジティブ思考なところは、

このストレスまみれの現代社会、大いに参考すべきかなと感じた。
  

イマイチとは言ったものの、堤真一はじめ役者さんたちの演技は良かった。

堤真一はこういうキャラが本当に似合う。

舞妓Haaaan!!!や、俺はまだ本気出してないだけ でのキャラと被るが、

やっぱりこういうキャラクターがハマリ役なんだろうな。

クライマーズハイ容疑者Xの献身みたいな、シリアスな役もこなすし本当に凄い。

 
 

 

尾野真千子さんも、期待どおりに凄く良かった。

祥子目線でストーリーが進むので、彼女が主演のような感じ。

その男前なルックスのとおり、勝気で男勝りな役が多いのかな?

魔女の宅急便の、おソノさん役とかもまさにそんな感じだった。

そうそう、彼女のパンティー一枚のトップレス姿が拝めるのでファンは必見。
 

あとは祥子をつけ回す杉田役に、ミュージシャンのナオト・インティライミ

映画初出演、初めての役者の仕事。

最初登場したとき、なんだこのわざとらしい演技の役者さんは?とか思って観ていて、

だんだんと、誰だっけな~この役者さん、この顔観たことあるぞ~。

名前が思い出せん・・・なんて名前だっけな~この役者さん・・・。

そういやナオト・インティライミにそっくりだな~とか思って観ていた。

最後のスタッフロールで、「ナオト・インティライミ」って出て驚いた。

そっくりというか、本人やったんかい!?
 


 
 

これがびっくり、生粋の音楽野郎だと思っていたら、

三枚目の滑稽な役を見事に演じていた。

わざとらしい演技も彼の役どころを考えるとそういうキャラクターであって、それで正解。

彼の個性的な顔立ちも相まって、情けないけど憎めないそのキャラクターが際立っていた。

これはいいキャスティングをしたもんだ。

もしまた映画やドラマなど、役者としての出番があるときは期待しないではいられない。
 

あとは、リュウの元婚約者役で、回想シーンでほんの少しの登場だった菜々緒

その現役モデルで抜群のプロポーション。

それがピッチピチのビキニ姿で、プールからザバッーーと。

水が滴る濡れたビキニ姿に、野郎共釘付けですよ。

でもってそのビキニがまた、アイボリーというかベージュというか肌に近い色をしていて、

やもすれば、素っ裸にも見えてしまうという・・・。

これどんだけ狙ってんだよ!監督含め、男スタッフは全員助平だな。
 
 
とにかく、映画内容云々よりも上記のように、キャストに見どころがある。

堤真一や尾野真千子、玉木宏にナオト・インティライミのファンは観るべし。

自分はイマイチに感じたけれど、楽しめるひともいると思うので、興味を持ったら観てみよう。

野郎共は菜々緒の水着シーンでは まばたき禁止!

 

 

 
 
 


2 コメント

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Unknown (バリ兄貴ファン)
2020-09-18 02:07:36
そんなバリバリに格好いい兄貴の
男前な曲が仕上がったようです(^^)

https://m.youtube.com/watch?v=SnlxC8hdrjQ&t=3s
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兄貴ご本人より堤真一さんの方が人相悪いですね ()
2020-10-07 13:18:36
バリ兄貴ファンさんこんにちは。
コメントありがとうございます。
 
せっかくご紹介くださったので視聴しました。
率直に言うと、自分の好みじゃあなかったです。
 
映画のモデルになった実際の兄貴さんのことをよく知りませんし、
この映画を観て特に興味を抱くものでもなかったので、
申し訳ないですが、そこまで思い入れがないんですね。
あと曲の方もあまり好みでないジャンルで・・・。
 
ただ、おそらくご本人なんでしょうが、
意外と若くてマイルドな人相の方なんだなと感じました。
もっと、小沢仁志みたな強面のおっさんを想像していましたよ。
 
5年前に劇場で一度観たっきりですので、
ちょっとレンタルしてもう一度観てみようかしら?
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