ユキヤナギ
福岡県直方市福智山ろく花公園にて
(以下の写真、表示のないもの全て同場所にて撮影)
春、ウメの花が終わる頃、コブシやレンギョウの花とともに、白い小花が咲き始める。
いびつに伸びた細い枝にびっしりと小花が咲き、
生垣や公園の一角を、なごり雪のように白く染める、
ユキヤナギ(雪柳)“Spiraea Thunbergii”。
やはり白い小花が雪に見立てられて名付けられたのだろう。
別名はコゴメバナ(小米花)こちらは、雪ではなく、米粒に見立てられての命名。
バラ科の落葉低木。
中国原産とされているが、日本原産とも言われている。
この時期、あちこちで花が咲き乱れているので、誰しもシーズン中、一度は見るはず。
それくらいスタンダードでありふれた花木だが、すぐにサクラのシーズンが訪れるため、
花に興味のないひとは、ユキヤナギを意識しないまま春の盛りを迎えることになる。
直径5mmくらいの小さな白い花がびっしりと咲く。
切り花としても流通し、生け花によく使われる花材。
花の咲くこの時期のみならず、真夏や秋にも枝物,葉物として流通する。
夏場は小さな青葉が生い茂り、秋はそれが美しく紅葉する。
ただし、花も紅葉した葉も散らかりやすいので家に飾る際は注意が必要。
夏場の枝葉
白い小花は見ていて美しく、清楚なイメージがあるものの、
あまりたくさん咲き過ぎると、逆にうっとうしくもなる。
一般的に放置でいいとされる庭木だが、ある程度の剪定は必要かもしれない。
剪定した枝は挿し木で増やすこともできる。
強健で育てるのは簡単。
生垣として植えている場合、道路に大きくはみ出してしまっているのを見かけるが、
家人は歩行者の妨げにならないように手入れする義務があると思う。
どういうわけだか、同時期に咲くレンギョウと一緒に植えられていることが多く、
そういった場所では、白と黄色のコントラストを楽しめる。
どちらも太陽の光で明るく見える色なので、一気に明るくなって、
より一層、春の訪れを実感することができる。
そして、もう間もなくサクラ(ソメイヨシノ)が本格的に咲きはじめ、
上はサクラ、下は低木のユキヤナギと、
山の斜面などでは、ピンクと白のコントラストも楽しめたりする。
なぜかレンギョウと一緒に植えられていることが多い。
ユキヤナギは純白の花だが、花びらの裏側がピンク色した品種もある。
花びらの裏側なので、開花すると真っ白になるが、
つぼみのときはピンクに見えるので、濃淡があってより華やか。
最近 園芸店では、こっちの品種の方がたくさん売られているようだ。
いずれにせよ、白い小花をびっしりと咲かせてくれるので、ひと株だけでも存在感バツグン。
サクラもいいけれど、この小さな白い花も楽しもう。
福岡市東区かしいかえんにて
福岡市東区かしいかえんにて
ビオラに、アドバイスありがとうございます!
早速、近日中に植え替える予定です。(^^)
雪柳、だ~~~い好きです♪♪♪
そうですか、お花に関心のない方は、
雪柳が咲いていても意識せずに春をむかえられるんですね。
私は雪柳が大好きなので、チラホラ咲き始めただけでも、
そわそわし始めてしまいます(笑)。
雪柳のお花は真っ白で、ホントに綺麗ですよねぇ♪♪♪
もうすぐ、雪柳の季節ですね。
春のお花は、お花が小さくて皆可愛いです♪♪♪
コメントありがとうございます。
ユキヤナギが好きなんですね、自分も早春の花が好きですね。
同時期に咲く、レンギョウやミズキの花も好きです。
そちらのコメント返信でも確認しましたが、
ビオラ、植え替えなさるんですね。
ブリキや木製の小鉢、おしゃれなのが多いので、
きれいな草花を飾りたくなってしまうものですが、
基本的に草花は避けた方がいいと思います。
短期間ならば構わないんですけどね。
ああいった鉢には、多肉植物や観葉植物を合わせた方がいいと思いますよ。