仕事の合間にコンビニに立ち寄る。
運転しながら食べられるものを物色する。
最初に向かうのはパン売場。
おにぎりもいいけれど、やっぱりパンの方が気軽に食べられる。
そこで目に付いた商品。
いや、正確に言うと、それはパン売場ではなく、レジの前で売られていた。
レジ前の特等席でざるに入れられて特別扱いで並んでいた。
見た感じ、小ぶりのあんぱんのようだ。
小ぶりなのに、他の菓子パンが二個くらい買えてしまいそうな結構なお値段。
パッケージに控えめに、“あんを味わうつぶあんぱん”と書かれていた。
その上には“特撰”の文字も眩しく光る。
ほぉ、これは高級志向のあんぱんに違いない。
メーカーは世界のパンのヤマザキ。
だが、そのロゴも何もない簡素なパッケージ。
それがまた、よりいっそう高級感を醸し出している。
あんこは好きだ。
必然的にあんぱんも好きだ。
しかも、より好きな粒餡ときた。
高めの値段も気にせずに購入した。
小ぶりだけどずっしりと重い。
きっと中に餡がぎっしり詰まっているのだろう。
立方体というか、丸ではなく四角形をしている。
食べると、なるほど密度の高い餡が、これまた高密度でぎっしりだ。
パンの生地はかなり薄くて固いため、さながら栗饅頭などの生地のよう。
これはもう、パンというより和菓子だ。
手土産にしてもいいくらいのクォリティ。
あんこ好きにはたまらない逸品。
餡の舌触りと粒の具合、甘さ加減、どれもちょうどいい。
これは美味い。
ただ、一個食べると、どっしりと来る。
ふつうのあんパンよりもずっと小さくて、
餡の容量も同じくらいだと思うのだけど、その密度が違う。
同じヤマザキのふつうのあんぱんと比較しても まるで違う。
高級あんぱんには栗の甘露煮が入っているけれど、それよりも食べ応えのある餡だ。
密度の高い餡がぎっしり。
家でオーブントースターでリベイクしても美味しい。
薄いパン生地がさくさくになり、表面の黒ゴマも香ばしくなって美味しさ倍増。
ただ、餡の密度が高いため、中心部にはじゅうぶんに熱が通らず、ひんやりしたままになってしまう。
餡がアツアツになるまで・・・と思えど、そこまでやると薄いパンが焦げてしまうので、
あんまんのごとく餡もアツアツにしたいならば、電子レンジで温めてやる方が無難だろう。
サイズ比較。
けっこう小ぶりなのが判る。
ただ、これが滅多に売られていない。
スーパーではもちろん見かけないし、
コンビニでも、ヤマザキパン系列の、ヤマザキデイリーストアーくらいしか見かけない。
そのヤマザキデイリーストアでも、置いてある店は限られているようだ。
売られていても数が限られていて、見つけたときに買っておかなきゃ後悔する羽目に。
いつも1個か2個くらいしか置いてなく、見つけたら必ず買うようにしている。
なかなかレアな菓子パン。
少し高いけれど、あんこ好きには一度は食べてもらいたいパン。
これと牛乳との組み合わせは最高だ。
張込み中の刑事じゃないけれど、あんぱんにゃなぜか牛乳だよなあ。
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