昨日、ようやっと自室の鏡開きをやった。
昨年末からずっと飾りっぱなしだった。
居間や玄関、神棚や仏壇に供える鏡餅は、
お母んがそれなりのものを買って飾り、きちんと1月11日の鏡開きの日には下げる。
だが、自室の自分で買った安価な鏡餅は、昨日までそのままだった。
今年の鏡餅。
子年なので、ネズミのマスコット付き。
まあ、本当のもち米が原料の、杵つきのきちんとした鏡餅ならば、
長く飾っていると、表面に亀裂が生じたり、カビが生えたりと、
劣化が目に見えてくるので早々と下げるのだろうが、
プラスチック容器に入った、真空パックのもの。
さらには、原料はもち米のみならず、何かしら入っていて純粋な餅ではない。
放置していても劣化し、腐敗することもない。
昨年の鏡餅。
亥年なので、イノシシが。
さっそく鏡餅を下げるが、ふと思い出す。
部屋の隅のカゴに、昨年のものも そのままにしていたことに気付く。
容器の上、本来ミカンが乗せられる部分に、
小さな干支のマスコットフィギュアが付いている。
今年のものは、ネズミがなのだが、イノシシが乗っかっているものが見つかった。
さらに・・・まだあるぞ。
ニワトリだ!何年前だ?
おっヒツジまで出てきた・・・。
酉年と未年のも・・・。
都合、4つの鏡餅が部屋から出てきた。
いや、ここんとこ年末年始は色々あって・・・こういうのがままならないでいた。
それにしても、これはあんまりだろう。
いくら真空パックで日持ちするとはいえ、さすがに腐っているか?
おそるおそる容器を開ける。
まずは一番古い、ヒツジが乗っかっていた鏡餅から。
ちょっと黄ばんでる?
なんとなく褐色がかってみえる。
においを嗅いでみるけれど、特に異常はない。
うん・・・食べられないことはないだろう。
消費期限は5年近く過ぎているが・・・まあよかろ。
とりあえず適当な大きさにカットして、オーブンで焼く。
消費期限じゃなくて賞味期限だった。
じゃあOKか。
次に古かった、ニワトリが乗っていたものも封を開ける。
こちらは鏡餅型の容器に、丸餅がふたつだけ入っていた。
これはズルい!
これもちょっと褐色がかっているように見えるが、においも異常ない。
よしこれもイケるだろう。
こっちも一緒にオーブンで焼く。
餅を焼いている間に鍋でお湯を沸かし、レトルトのぜんざいを湯煎する。
さすがに小豆をひと晩水に浸け込んで、
たっぷりの砂糖を入れて炊いて・・・なんてことはやらない。
そりゃ生小豆で作りゃ、それなりに美味しいだろうが、わしはレトルトでじゅうぶんだ。
プシュー!と、餅が音を立てて膨らむ。
いい具合に膨らみ、そろそろ食べ時って頃、
ジャストなタイミングでレトルトのぜんざいも温まる。
ぜんざいをお椀に開け、そこへ焼けた餅を浮かべる。
甘くふくよかな香りに、焼き餅の香ばしい香りがマッチする。
今年はお母ん、ぜんざいを作ってくれなかったから、これが今季初ぜんざいとなる。
レトルトぜんざい、ちょっと甘過ぎかな?と思ったが、まあイケる。
二人前と書かれていたので、小さい椀だと二杯ぶんだろうか。
自分の使っている、ふつうよりやや大きめの椀だと ちょうど一杯ぶん。
餅の量もちょうど良くって、ペロリと完食した。
ああ、ぜんざいはやっぱり美味いや。
鏡餅、イノシシが乗っかっている昨年のと、
今年のネズミが乗っかっているのと、あとふたつ残っている。
これもまた、そのうちぜんざいに入れて食べよう。
忘れんようにせねば。
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