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卒業ソング

2011-02-27 03:28:21 | 音楽

まもなく2月も終わり。

受験も終わり、これから卒業シーズンの到来だ。

 

当時流行った卒業ソング、最近の心にしみる卒業ソング、世代を超えて定番となった卒業ソング、

それら卒業ソングを聴くと、もう16年も前に高校を卒業したが、

卒業式の日のことが、今もなお鮮明によみがえる。

 

前回、冬うた集と題うって記事を書いたが、

今回は卒業ソングと題うって、お気に入りの卒業ソングを挙げてみる。

 

 

贈る言葉/海援隊

 

武田鉄矢率いるフォークバンド、海援隊

海援隊という名前は、武田鉄矢の大好きな坂本龍馬由来。

武田鉄矢が主演して大ヒットしたドラマ、「3年B組金八先生」の主題歌として制作された曲。

自分が学生だった当時、卒業式で歌われる定番の曲だった。

小学校の卒業式が確かこの曲だった。

 

思わず口ずさむ名曲! 

 

 

想い出がいっぱい/H2O

 

男性二人組のフォークデュオ、H2O

このグループ名、原子や分子の記号を知るまで意味不明だった。

あだち充原作のアニメ、「みゆき」のエンディング曲として大ヒット。

自分は、あだち作品のなかでは「タッチ」よりも、この みゆきの方が印象に残っている。

あだち氏自身もこの曲を気に入り、

漫画の連載最終回は、この曲の歌詞に沿った、ドラマチックなコマ割りがなされている。

島谷ひとみや米倉千尋ら、多数のアーティストにカバーされ、

現在も卒業ソングとして歌われ続けているようだ。

中学校の卒業式がこの曲だった。

 

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YouTube: 思い出がいっぱい H2O

当時よく口ずさんでいたっけ。

 

 

なごり雪/イルカ

 

フォーク歌手のイルカの歌うものが有名だが、これは実はカバーで、

南こうせつ率いるフォークバンド、かぐや姫がオリジナル。

イルカがカバーしたものが大ヒットして、今や春の別れ歌として定着している。

卒業ソングとしては、少し意味合いが異なるかもしれない。

この曲も、坂本冬美や、鬼束ちひろ,夏川りみなど、数多くのアーティストがカバーしている。

 

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YouTube: Iruka - Nagori Yuki なごり雪

この曲もたまらん・・・!

 

 

卒業写真/荒井由美(松任谷由美)

 

ユーミンこと、松任谷由美のバラードソング。

シンガーソングライターとして作詞・作曲すべて自身で制作した曲。

卒業ソングの定番となっているが、

実は卒業後に、卒業アルバムを眺めながらの想いを歌ったもの。

この曲もまた、徳永英明,浜崎あゆみ,コブクロなど、

例外なく、数多くのアーティストにカバーされている。

 

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YouTube: 卒業写真/荒井由実- MoviePhoto

妹が松任谷由美のファンで、しょっちゅう聴いていた。

自分としては、実はあまり思い入れがなかったり。

 

 

I MISS YOU/LINDBERG

 

バンド紅一点でボーカルの渡瀬マキ、当初はアイドルとして芸能界デビューしたものの、

「バンドをやりたい」とバンドメンバーを募り、そのままロックボーカリストに転身。

バンドブームの波に乗り、ヒット曲を数多く発表したロックバンド、LINDBERG

その9th.シングル、「I MISS YOU」。

LINDBERGの曲のなかではマイナーな方で、卒業ソングとしてもまったく認知されていない。

だが、ずっと片思いを続けていて、とうとう卒業式が迫って来て、告白するかしまいか・・・

思い悩み決心する、男子目線の甘く切ない歌詞が当時すごく共感できた。

LINDBERGの楽曲のなかで最もお気に入りの一曲。

 

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YouTube: LINDBERG - I Miss You (1991PV)

2年の春休みから、3年の卒業までのストーリー。

自分も当時経験した切ない片思いに否が応にもシンクロする。 

 

 

my graduation/SPEED

 

ダンスボーカルユニットSPEEDの6th.シングル。

SPEEDにとっては、「White Love」に次ぐヒットナンバー。

卒業という意味の“graduation”というタイトルが付き、歌詞にも含まれているものの、

歌詞全体から察するに、別れた恋人との想い出を噛みしめつつ、

それを胸にしまい、吹っ切ろうとするようなイメージか?

 

卒業式とは直接関係ないが、別れの季節にぴったりな曲であることは間違いない。

それをしっとりと切なく歌ったラブバラード。

なのに、日清 焼きそばUFOのCMに起用され、SPEEDも出演していたのが謎。

この曲をバックに、SPEED4人の頭上で巨大なUFOが湯切り・・・。

あれはすごくシュールな絵だった・・・。

  

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YouTube: SPEED - my graduation

このPVの仁絵ちゃんのコーンロウ姿が、めちゃくちゃキュートだった。

 

 

Don't need to sey good bye/鈴木あみ(鈴木亜美)

 

当時人気絶頂だった鈴木亜美の、10th.シングル。

しっとり切ないラブバラード。

歌詞に「卒業」というワードも出るものの、卒業そのものよりも、

卒業に伴う恋人との別れを予感し、それを嘆き悲しみ、必死に避けたいと願う切ない曲。

デビュー当時より格段に大人っぽくなった鈴木あみが、

切々と、それでいて清々しく歌いあげる。

 

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YouTube: 鈴木亜美「Don't Need To Say Good Bye」

10年以上前のPVだが、今も当時とほとんど変わっていない鈴木亜美は凄い。 

それはそうと最後のお祭り騒ぎは何なんだ?

 

 

Never Forget/モーニング娘。

 

モーニング娘。の4th.シングル、「Memory 青春の光」のカップリング曲として収録された曲。

このシングルリリースをもってモーニング娘を脱退(卒業)する、

福田明日香がメインボーカルを務めた。

他のメンバーへの思いを連想させて歌詞にしたものだと思われる。

カップリング曲だが、個人的にかなりお気に入りの名曲。

 

当時、モーニング娘のデビューのきっかけとなった某バラエティ番組で、

その動向が常に密着され、福田明日香の脱退もドラマチックだったが、

その後、メンバーが頻繁に出たり入ったり・・・。

大ヒットを記録した「LOVEマシーン」で興ざめして聴くのをやめたが、

世間は逆で、その曲を機に一気にトップアイドルグループに上り詰め、

モーヲタ”と呼ばれた熱狂的なファンが社会現象にまでなった。

世間と正反対の反応は自分のあまのじゃくな性格ゆえんか・・・。

 

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YouTube: 福田明日香- Never Forget ~Forever~

これ編集したひと、かなりのモーヲタ! 

 

   

さよならマイデイズ/Sweet Vacation

多国籍バンドユニット、東京エスムジカのリーダー、早川大地と、

タイのエリートお嬢様、Mayによる、ハウス・テクノユニット、Sweet Vacation

東大出身の早川大地と、タイで最難関の大学に在籍していたMayが組み、

“高学歴多国籍ユニット”として知られる。

日本のみならず、タイでも音楽活動をしている。

 

そのSweet Vacation の1st.シングルが、「さよならマイデイズ」。

実際には切ない歌詞だが、Mayの無機質で澄んだ歌声のため、

そんな悲しくは聞こえず、むしろポジティブにさえ聞こえる。

終盤の歌詞は実際にポジティブになっている。

 

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YouTube: Sweet Vacation/さよならマイデイズ 【PV】

Mayの七変化はすごくいいのだが、ラストの栗山千明みたいなのはいただけない。

 

 

サクラサク/北乃きい

 

ちょうど一年前のこの受験シーズ、ネスレ キットカットのCMに起用されていた曲。

CMで聴いてすぐに気に入り、即ダウンロード購入した。

そのタイトルや、受験合格を祈願するというCMのシチュエーションから、

受験ソングだと思われがち。

それも間違いないが、歌詞を通して読めば、れっきとした卒業ソングだということが判る。

 

北乃きいという人をあまりよく知らなかったが、

この曲リリース時、映画やドラマの主演なども増え、グングン上り調子の女優さんだった。

だが、この直後だったろうか、週刊誌に若手俳優との熱愛現場をスクープされ、

その清純派のイメージが瓦解、一斉にファンが離れ一気に転落してしまうことに・・・。

自分も偶然、そのスクープ写真が掲載された週刊誌を購入していた。

特に思い入れがなかったので何とも思わなかったが、ファンからすれば相当なショックだっただろう。

 

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YouTube: 北乃きい / サクラサク(short ver.)

どことなく懐かしい、ひと昔前のテイストがすんなりと受け容れられた。

 

 

以上・・・ありきたりな定番ものから、誰も知らないようなマニアックなものまで。

卒業ソングは、聴いてしっくりくる時期が限定されるが、

大人になって、卒業したあの日がどんどん“昔”になっていくと、

時期を問わずに、それが学生時代の思い出を呼び覚ますカギになるものだ。


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