“ママノリア日記

ママノリアの独り言

風のじゅうたんⅦ

2006年12月14日 | アリノママノリアの日々
夢の国。
そこはプロミスランド。

僕は落ち葉。
落ち葉は僕。

目の前には大きなゴミ捨て場。そして渦をまいた心がぐるぐる回っている。

愛情が埋もれてる・・・・。
僕は歩く事ができた。

「優しさを忘れてないかい?思いやりを忘れてないかい?人は皆愛されて生まれてきたのに。生まれてきたのに…。」

お経のように、だけどメロディアスに渦をまいた心のブラックホールから歌が聞こえる。

怖くなった僕。
「ピーノ、ピーノ、どこだい?ピーノ」叫んでみた。

風のじゅうたん。
今頃気付いた。
今更気付いた。

夢の国。
そうここはプロミスランド。

僕はゴミ捨て場へ一歩ずつ、一歩ずつ近づいた。

確かな自分のこの足で。