はぐれ雲

毎日世界のどこかや身の回りで起きることを自分のことばで書いていきます。かなり過激な場合もありますがいつも本音です。

髪の色の嫌な思い出

2020-08-04 11:34:28 | 日記
17年前。娘が夢と希望に満ちた?中学時代のことです。

卒業アルバムの写真撮影に当たって
びっくりするできごとが・・・・
以下は学校へ送付した手紙です。
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学年主任ならびに担任、そのほかの先生方へ。

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娘はもともと生まれつき赤毛で、産毛(うぶげ)も金髪が現在でも生えてきています。

現在の自然な頭髪は、もともと茶に近い赤褐色なのです。ただでさえも「アイノコ?」
と尋ねられたりしました。

今回の写真撮影で、先生がたのご指示のとおり慎重にカラーを選択した結果
1番「自毛」に近い色を選んで染め直した次第です。

でも、さらに懐中電灯を根元に照らしてむらがあるのでやり直せとのことでした。
それよりも、「学校側や先生方の好みに千歩譲った」
子どもをどうしてここぞとばかりに「評価」してくださらないのか・・・・。
あるがままではいけないのでしょうか。
こういう”たわみ”の無い全体主義が、子どもを閉塞的状況に追い込んでいるのか
ということすら考えてしまいます。

髪の毛が真っ黒なことが「ふさわしい中学生」の容姿であるなら
外国人転入生や、生まれつき極端に髪色が赤い、もしくは茶色に
生まれついた「個性」は中学生にふさわしくない。ということでしょうか?
学校全体のイメージであるアルバムという”公的”なアイテムには
平均的な児童しか掲載できないという発想を根本的に
考え直していただくべきだと思います。

とにかく娘に関しては生まれつき赤いということは
幼い頃から現在までの10数枚の写真で証明いたしました。

本来の髪色で無い「黒」をスプレーすることは
人権侵害に相当するといっても過言ではありません。
が、校長はじめ風紀指導、担任の先生方はまったく認めてくれませんでした。

差別。これを差別というのだと怒りに体が震えました。
どうして、こどもの主体的な「行動」「大人への歩み寄り」
を認めてもれえないのか?
おかしい。おかしい。 あなたがたはファッショですよ。
実際高熱を発してるのにかかわらず椅子に坐らせるだけの
狼少年を連想させる保健室
10人が仮病だとしても11番目も仮病だとするのは大変危険ですよ。
客観的に、冷静に見極めてください。
まあ、そのほかにもいろいろありますが
今回は。「黒色スプレー」吹きかけに対してのみ厳重に抗議いたします。

学校側の慎重な対応をこころよりお願いいたします。
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これはどこへ持って行ったら解決するのか智慧も時間もない母親でした。
娘本人は、まったく学校側に何も期待していなかったのかそのまま卒業。
今は落ち着いて自分なりの生活を満喫。専門店も経営しています。
泣き寝入り。そんな時代もあったけか。