世界の片隅からワンワン叫ぶ!

世界の片隅に住む黒ラブ・メイのブログです。保護犬のカール(ゴールデンレトリバー)は我が家の子になりました。

花見より味見

2004年04月09日 | 黒ラブの日記
 人間は桜の花が咲くと、桜の花の下で宴会をやってたけど、アタシにはその気持ちがわからない。

 桜は花が散ってからが本番というもの。
 今日お散歩で発見したのは、桜の花びらがたくさん地面に落ちていて、吹きだまりで小山ができているところがあって、そこに口を大きく開けて突っ込むと、とっても楽しいということ!

 アタシは桜の花を見たのは生まれて初めてだけど、これは見るものじゃなくて食べるものだと確信した。やわらかくて、ひんやりしていて、ほんのり甘い香りがなんともいえないから。だれかドンブリ一杯集めてアタシにプレゼントしてくれないかな。

注目の集め方

2004年04月08日 | 黒ラブの日記
 犬は結構忙しい。
 こっちが暇なときに、飼い主がどうしたら注目してくれるのかを、毎日研究しているから。

 アタシの部屋に居候しているナッチは、どうも最近仕事が忙しいようで、何時間もじっとパソコンの画面に向かったまま、「うーん」とか「ふぅー」とか言っている。
 アタシはつい、そんなナッチが心配になるので、ときどき様子を見に行く。ひざの上に前足を乗せて、首筋をやさしく舐めてあげようとすると、
 「あー、メイ。わかったからやめて。あなたのために仕事してるのよー、邪魔しないでね」なんて言って追い払われてしまう。

 そんな時は、いったんは分かったふりをして引き下がるのが賢いやり方だ。
 ナッチは追い払ったことに罪悪感を感じてうずうずしているから、彼女の背後からじーっと視線を送りつづけさえすれば、1分もしないうちにアタシの頭をなでにやって来る。

 実はこれはまだ第一段階だ。
 ナッチが遠い目をして完全に違う世界に入ってしまっている場合には、これでは生ぬるい。第二段階はまた次の機会に・・・。

薬をください~

2004年04月07日 | 黒ラブの日記
 「犬は痛みを感じない」って言う人がいるけど、実際に体験したわけじゃないのに、よく言うわよ!っていう感じがしちゃう。
 避妊の手術をしてから、今日で3日がたちました。
 ナッチとタルサは傷が痛くないのかとても心配してますが、先生に「まあ、痛くないってことはないだろうけどねぇ」なんて言われてたみたい。先生だってこればっかりは分からないよね。

 今のアタシの状態で確実なのは、とても眠いこととお腹がすいちゃうこと。とくにお腹がすぐに減っちゃって、ご飯の時間になると、ナッチをつけ回して飛びついちゃうの。
 今日はナッチに「メイ、目が血走ってる~」といわれてしまったほど。手術で縫い合わせたお腹のところに貼ってあった布テープも食べちゃったんだ。
 ナッチが心配して先生に電話をしたら「あ~、やっちゃったか・・・。たまーにいるんですよ、そういう子が。でもあれくらいなら大丈夫でしょう」って言われたそうです。

 ご飯のときに、先生からもらった薬を飲んでいるんだけど、なんだかあれのせいかな、しばらくたつと、とっても気持ちよくなって眠くなるんだ。あー、薬が切れてきたよ・・・。

離れるのはイヤ!

2004年04月06日 | 黒ラブの日記
 今、生後10ヶ月と1週間のアタシ。
 2ヵ月前に初めての生理がきて、すっかり女の子らしくなったね、とナッチに言われていたのですが、とうとう昨日、避妊手術をしました。
 避妊についてはアタシ自身、複雑な思いもあるけど、ナッチやタルサ、獣医の先生が話し合って決めました。
 血統書をたどったら、アタシのひいお爺さんの血統で股関節形成不全の病気を持っている子がいるから、これ以上この遺伝病を広げないためにアタシは子供を産んじゃいけないって。股関節の病気は人間が作り出した病気で、アタシが悪いわけではないし、アタシ自身はレントゲン検査で発症していないことも分かっているから悲しいけど。
 子供を産まないなら、子宮の病気を避けるために、避妊をした方が長生きできるよって、そう言われてナッチとタルサは決意したみたい。

 大好きな獣医さんのところで、なにか気持ちのいい匂いをかいで急に眠くなって、気がついたら獣医さんのケージの中にいました。看護婦さんたちはみんな優しくしてくれたけど、今日、ナッチとタルサが迎えにきてくれたときは、本当に嬉しかったよ。
 どうしてメイを一人でおいてっちゃったの~、ってずっと悲しかったから。

飼い主は自分と似た犬を選ぶ?

2004年04月05日 | 黒ラブの日記
 Yahoo!ニュース(http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20040405-00000402-yom-int)によると、飼い主は自分と似た犬を選ぶという調査結果が出たそうだ。
 
 たしかに、パグをつれた飼い主さんは、とてもパグっぽい顔のつくりをしていてびっくりしたことが何度もあるし、川原亜矢子さんと愛犬のゴールデンのソレイユも似ている気がするし、川島直美さんとミニチュアダックスとか、パンチ佐藤さんと愛犬の黒ラブさんとか、ジュディオングさんと愛犬パールとか、飼い主と飼い犬が似ているというのは結構あてはまる気がする。

 それにしてもどうして飼い主と飼い犬は似てくるんだろう。
アタシはナッチに「か~わいい!」と言われるとじっとナッチの目を見つめていつの間にかニコニコしているらしい。ナッチは、そんなところから飼い主と飼い犬の表情が似てきたりするのかもしれないと期待して「か~わいい!」を連発しているようだけれども、ラブラドールは遠視なので70センチ以内のものはぼやっとしていてよく見えない。

 ともかく、理由はわからないけれど、アタシも遅かれ早かれナッチやタルサに似ていると言われる日が来るのかもしれない。アタシがナッチに似てきたら、きっとナッチは大喜びするだろうけれど、逆にナッチがアタシに似始めめるというのも悪くないに違いない。

何をさせてもおりこうさん

2004年04月04日 | 黒ラブの日記
 アタシがナッチとタルサの家に来たのは何の因果だろうと思うことがよくある。

 それはナッチとタルサも同じようで、アタシが二人のそばでお昼寝をしているときに、「どうしてこの犬がウチに来たんだろう?」と二人で話しているのが聞こえてきた。
 一段とふたりのトーンが低くなって、ヒソヒソ声で、
「ペットショップでこの子のこと『なにをさせてもおりこうさん』って書いてあったよね?」
「いやー、一体何をさせたらおりこうさんだったのか、ぜひ一度教えて欲しいもんだね」
などと話しているのが聞こえてくる。
 どうやら、二人ともアタシのお行儀の良さには大変満足しているようだ。

 アタシはといえば、毎日一応ご飯をもらえるし、散歩にも連れて行ってもらえるから、多少家が小さいことや、ナッチが時々カンシャクを起こしてアタシの手におえなくなることがある、なんていうのは目をつぶってもいいと思っている。アタシのほうがよほど分別があるというものだ。

他人のものが好き。

2004年04月03日 | 黒ラブの日記
 公園に入った瞬間からアタシは気づいていたけれど、今日はみんなが集結していた。やっぱりね!

 ナッチはおとといの失敗を繰り返さないように用心していたみたいだけど、ゴールデンやラブラドールの友達が、みんなで大歓迎してアタシを取り囲んでくれたから、うれしくなっちゃった。この前よりも元気よく走り出したら、みんなもアタシのあとをついて走り回るの。
 
 アタシが元気に走り回ってほかの子たちを率いているのを見て、ほかの飼い主さんが「元気いいのねー、若いんでしょ?」とナッチに話しかけるとナッチは「すみません、そうなんです、まだ10ヶ月なんですぅ~。しかも女の子です」と謝るような感じで言うの。べつに謝らなくていいと思うんだけどなあ。

 走っているうちに、どこかから飛んできたボールも真っ先に捕れたよ。遠くで2つめのボールが飛んでいるのが見えたから、急いで走って、それも横取りしちゃおうとしたら、口に入らないの。1つ目のボールが口の中に入っていて困っちゃった。

 ナッチは「欲張りね~。どうしてほかの子のを2つも捕っちゃうの」と言いながら、飼い主さんに申し訳なさそうに言い訳をしてたけど、きっと内心はアタシの運動神経のよさに心酔していたに違いないわ。
 
 ほかの犬のボールを放させるために、ナッチはいつものアタシのボールを投げてきたけど、なんだかアタシのボールはつまんないのよねぇ。つい無視しちゃった。
ナッチはちょっとムッとしてたみたいだけど、また明日もここに連れてきてくれるかなあ。


こんなにフレンドリーでラブリーなアタシが

2004年04月02日 | 黒ラブの日記
 なにか良くないことが起きると、人間はとりあえず飼い犬のせいにしたがるものだ。
 今朝だって、公園にだれもいないことが、いつのまにかアタシのせいになっている。
 ただでさえ心が傷ついているのに、そんなことまで言われたら、とてもやってられない。やれやれ。

 たしかに、昨日、公園の中でラブラドール4頭とゴールデン3頭が集まっている場所を見つけたときには、自分でもよく思い出せないほどの勢いでみんなの集まっているところに突っ込んで、「メイ!ダメ!」というナッチの声で気がついたときには、1頭のラブラドールがくわえていたはずのオモチャがアタシの口のなかに入っていた。

 そして今朝はだれもいなかった。
 人間の育児業界用語で『公園デビュー』というそうだが、つまり、これに失敗したらしい。
 ナッチの旦那であるタルサが昨日、からかって言ってたことが的中して、ナッチも少し動揺したようだ。ボール遊びのボールを一回投げてみて、すぐにやめてしまった。

 でも、アタシの見るところ、たいして気にすることはないと思う。
 寝坊をしたナッチは気づいていないだろうが、雨が上がってすぐだったから、まだだれも来ていなかっただけだ。第一、こんなにフレンドリーでラブリーなこのアタシが嫌われるわけがない。
 そういうわけで、明日はきっとみんなに会えるはずだ。今からお昼寝でもして、十分に体力をたくわえておくのがいいだろう。