世界の片隅からワンワン叫ぶ!

世界の片隅に住む黒ラブ・メイのブログです。保護犬のカール(ゴールデンレトリバー)は我が家の子になりました。

窓際族

2004年10月01日 | 黒ラブの日記
 「窓際族」って、人間はあんまりいい意味で使わないらしいけど、アタシはそうは思わない。
 窓際ってホントは観察力のあるアタシみたいな優秀な犬にとっては、とても楽しい場所なんだ。

 なっちが遊んでくれないとき、だいたいアタシはいつも窓際にいることにしている。午前中はベビーカーを押して坂を上る若いお母さんや、遅刻して忙しく登校する女子高生、午後は宅急便のお兄さんが忙しそうに走っていたり、お買い物帰りの奥さんたちが楽しそうに話しながら通り過ぎる。夕方にはおじさんをつれた犬や、「ぱ~ぷ~」と笛を吹きながら一輪車を引く変わったお兄さん(なっちが昔懐かしい「お豆腐やさん」だと言っていた)が通り過ぎたりして、みんなの人生(犬生)の一部分が見えるんだ。

 とくにアタシが興奮してしまうのは、「ぴ~ぽ~」という大きな音が徐々に近づいてきて、目も留まらぬ速さでアタシの前を通りすぎ、あっという間に遠ざかっていく車だ。なんでこんなに胸が高鳴るのかわからないけど、これが遠ざかったあとは、ついなっちのところに行って報告したくなる。

 みんな、アタシがここでみんなのこと毎日観察しているなんて、知らないだろうな。