写真は、井戸とつるべです。
続きです。声に出して読んでみよう。ほかのひとに聞いてもらおう。記憶(きおく)にのこる方法のひとつですよ。
あき【秋】四季(しき)のひとつ。古い暦(こよみ)では7月から9月ごろ、現在は9月から11月まで、天文学的には秋分(しゅうぶん)から冬至(とうじ)までをいう。太陽が真東からのぼり真西にしずんだ秋分から、昼は短く夜は長くなる。
米などの五穀(ごこく)がみのり大気(たいき)がすんでさわやかだが、紅葉(こうよう)や落葉(らくよう)などで、ものの哀れ(あわれ)の身(み)にしむ季節。和歌(わか)などでは、同じ読みの「飽き」(ひとに関心がなくなる)をかけていう。
7月の七夕(たなばた)は、古い暦では秋の行事だったのですね。明治5年に現在の太陽暦(たいようれき)にかわる前は、一か月を29日または30日、一年を十二か月、約三六〇日とし、五年に約二度ある月を二度くり返す閏月(うるうづき)がありました。現在の暦とは年中行事が、ずれています。
てんたかくうまこゆるあき【天高く馬肥ゆる秋】秋は、空がすみわたって、雲もなく高く見える。また、気候(きこう)がよいので食欲(しょくよく)もまし馬もよく肥(こ)える。
いちにちせんしゅう【一日千秋】ここでは、千秋は千年の意味。一日がたいへん長く感じられること。思い慕(した)って、待ちこがれる気持ち。
あきのひはつるべおとし【秋の日は釣瓶落とし】つるべは、井戸で水をくみ上げるための桶(おけ)。縄(なわ)をつけて井戸の底(そこ)に落として使う。そのつるべを落とすときのように、秋の日はしずみ始めると、すぐに暮(く)れてしまうことのたとえ。
かきがあからむといしゃがあおくなる【柿が赤らむと医者が青くなる】旬(しゅん)のおいしいものを食べると健康になるという意味。旬とは、魚・くだもの・野菜などがもっとも味がよい季節のこと。
次回は、慣用句(かんようく)から秋をさがします。(塾長)
「日本国語大辞典〔精選版〕全3巻(小学館)」と「チャレンジ小学国語辞典」を使って調べました。「日本国語大辞典」は、古語・ことわざなど用例も豊富な大百科事典です。重いけど、良い。また、インターネットのオンライン版や電子辞書版など、デジタルデータ化もされています。
続きです。声に出して読んでみよう。ほかのひとに聞いてもらおう。記憶(きおく)にのこる方法のひとつですよ。
あき【秋】四季(しき)のひとつ。古い暦(こよみ)では7月から9月ごろ、現在は9月から11月まで、天文学的には秋分(しゅうぶん)から冬至(とうじ)までをいう。太陽が真東からのぼり真西にしずんだ秋分から、昼は短く夜は長くなる。
米などの五穀(ごこく)がみのり大気(たいき)がすんでさわやかだが、紅葉(こうよう)や落葉(らくよう)などで、ものの哀れ(あわれ)の身(み)にしむ季節。和歌(わか)などでは、同じ読みの「飽き」(ひとに関心がなくなる)をかけていう。
7月の七夕(たなばた)は、古い暦では秋の行事だったのですね。明治5年に現在の太陽暦(たいようれき)にかわる前は、一か月を29日または30日、一年を十二か月、約三六〇日とし、五年に約二度ある月を二度くり返す閏月(うるうづき)がありました。現在の暦とは年中行事が、ずれています。
てんたかくうまこゆるあき【天高く馬肥ゆる秋】秋は、空がすみわたって、雲もなく高く見える。また、気候(きこう)がよいので食欲(しょくよく)もまし馬もよく肥(こ)える。
いちにちせんしゅう【一日千秋】ここでは、千秋は千年の意味。一日がたいへん長く感じられること。思い慕(した)って、待ちこがれる気持ち。
あきのひはつるべおとし【秋の日は釣瓶落とし】つるべは、井戸で水をくみ上げるための桶(おけ)。縄(なわ)をつけて井戸の底(そこ)に落として使う。そのつるべを落とすときのように、秋の日はしずみ始めると、すぐに暮(く)れてしまうことのたとえ。
かきがあからむといしゃがあおくなる【柿が赤らむと医者が青くなる】旬(しゅん)のおいしいものを食べると健康になるという意味。旬とは、魚・くだもの・野菜などがもっとも味がよい季節のこと。
次回は、慣用句(かんようく)から秋をさがします。(塾長)
「日本国語大辞典〔精選版〕全3巻(小学館)」と「チャレンジ小学国語辞典」を使って調べました。「日本国語大辞典」は、古語・ことわざなど用例も豊富な大百科事典です。重いけど、良い。また、インターネットのオンライン版や電子辞書版など、デジタルデータ化もされています。