健康は宝

　私の体調が悪いから、そう言うわけではないけれど、
“健康は宝”
これは私の持論。

　秋にもなったし、テンプレートを替えてみた。
ピンクは、あまり私好みの色ではない。
けど「乳がん」というのが引っかかった。

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　私の友人が人間ドックでマンモグラフィーの検査を受け、乳がんの疑い――の結果が出たのが３月末。
９歳も年上の彼女が「どうしよ～」と不安げに言った。
「大丈夫と思うけど、病院、行く方がいいかなぁ…」
「当たり前やろ！行っておいで！！」と私は応えた。

　翌週、彼女は病院へ。
そのまた翌週、出た結果は初期の乳がん。

　５月末、手術。
ホンの小さなガンだという事で、彼女は乳房を残すことににした。
放射線治療を１ヶ月。
今、抗がん剤を飲んでいる。
幸いなことに、副作用はさほどないようだ。

　彼女の勧めで、ガン保険に入った。
使うことがないように…と内心思いつつ ―― 。

　十数年前、職業病に罹って動けなくなった時に、「健康は宝だ」ということを身に沁みて感じた。
去年の年明け早々、連れ合いが危うく黄泉の国の人になりかけた。
そしてこの友達。
健康は宝…しみじみそう思う。

　先日彼女が言った。
「みんなのお蔭で、私の健康はあるわ」
彼女も私と同じ、職業病に悩まされていた。
今年、仕事をやめた途端のガン手術。
『みんなのお蔭』…なんて彼女が言うなんて…。

　一山超えたんだな ―― そう思った。