食べることの大事

　今、「食事で治す心の病」という本を読んでいる。


　両親が調理師だったこともあってか、子どもの時から私は食べることに興味がある。
まぁ、私自身が酒飲みだし、食べることが好きなので、大人になって一層興味が深まっているのではないかと思う。
…が、決して美食家ではないし、高級料理が好き…という訳ではない。
美味しいものは大好きである。


　それはさておき、前出の本によると“統合失調症”をはじめ、うつ、ストレス、痴呆などは、食事を改善することによって快癒することがある―――というのだ。
また、キレやすいヒトには、共通した食事の傾向があるそうだ。


　なかなか、興味深いことが書かれてある。
要は、野菜中心の和食が良いということ。
それも、薄味。


　しかしながら、現在作られている野菜は、本来持っているべき栄養素が破壊されているか、十分にはないので、たくさん摂っているからそれでいいというわけではなさそうだ。
ファーストフード、ジャンクフードを摂らないことも大切だ。


　飽食日本…と言われるだけあって、今の日本には自給できないにもかかわらず、たくさんの食べ物であふれている。
子どものおやつ一つにしてみても、食べさせずにいることがどれほど難しいか…と思うほどである。

　
　お腹が膨れればそれでいいのではなく、盛んに最近小泉さんが言っているようだけど、『食育』…食べて育てることの重要性を感じずにいられない。
家族が揃って家で料理されたものを摂る…ことは、とても難しいことになっているのだろうか？

　
　世の中、便利になってきたのだろうけど、便利になった分、何か大切なモノを失くしているようでならない。