山登り

　↑写真は、雪に付けた息子の顔（＾０＾）

　富士山に登って以来、山には出掛けていなかった。
予定を立てても、何どういうわけか、行けなくなってしまってばかりだった。


　3月31日、金剛山へ。
『山』と言えば、必ずばあちゃんが一緒でないと、行かないと言い張る息子。
何故か？
彼が言うには「母ちゃんは頼りないから」だそうだ。
「オレがしっかりせなアカンから」だとさ。

　富士山を制したので、今度は夏休みに北海道一高い山“大雪山”に登ろうと、約束している息子とばあちゃん。
息子は、富士山よりも低いので簡単に登れる…と、安易に考えていた様子。

「なにゆーてんの！
　普段から何度も山に登って、体力蓄えとかなアカンわ！」
私のこの言葉に、重い腰を上げて、渋々私と二人で、何度も登った金剛山に登ることを決意した息子。
　　　　　　　　　(くどい言い回しだけど、ホントにそんな様子だった…)

　久しぶりの金剛山。8回目の金剛山。二人だけの金剛山。
母(ばあちゃん)に、「二人で行ってくるわ」と話すと、
年末に雪で足を滑らせ、滑落して命を落とした人がいるらしいから、侮ってはダメだと言われた。

　まさか、3月末に雪なんてないわ…と思っていたのに、2日前に大阪を襲った真冬並の寒波の影響で、金剛山は積雪でアイゼンが必要と分かったのは当日の朝。
ははははは。。。（＾＾；

　それでも出発！！
今まで何気なく登っていたと思っていた息子は、山頂までの道が頭に入っているらしく、雪でわかりにくい登山道を「こっちや…、今度はこっち」と私の前に立って進んで行く。
その姿が何とも頼もしい。
そして登りながら、彼が発した言葉は、
「オレ、今まで、ばあちゃんが一緒やから、
ばあちゃんに甘えててんなぁ」

　そうなのだ、ヤツはいつも山に登ると、途中で必ず一度は拗ねるのだ。
自分勝手に行動したがるのだ。
ヤツはそれがちゃんと、分かっていたようだ。

　私はビックリした。
コイツ、分かってたんだ。。。

　また一つ、ヤツが大きくなったように感じた。




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　こちらにも記事にしましたので、ご覧下さい。ｍ（＿）ｍ