大正12年に建てられた造り酒屋の一部をを移築した風格あるお店
庭に設えられた水琴窟からの風雅な音が店内に静かに響いている
蕎麦は「太打ち」「細打ち」「更科」「寒晒し」「十割」の5種類がラインアップされる
今回は「4月上旬~6月下旬頃迄の季節限定商品」である寒晒しそばを頂いた
細く短めに打たれた蕎麦で、星が細かく散らばっている
力強いコシと滑らかな舌触り
ほのかな甘味があり喉越しも良い
もり汁はかなりカツオの立ったやや甘め(もう少し辛い方がこの蕎麦には合うのではないかな…)
陶器の徳利で出される蕎麦湯はサラサラタイプ
おまけに付いている蕎麦の実を使った「蕎麦粥」も美味
もちろん、寒河江名物の「肉そば」もある
以下、お品書きに記載された「寒晒しそば」の説明
寒晒しそば粉の出来るまで
1.極寒の時期、厳選された蕎麦の実を月山の麓の湧水に約10日間浸して晒します
このことにより灰(あく)が流れ、さらに寒風にも晒して乾かします
2.春になると本格的に自然乾燥の作業に入ります
蕎麦打ちに最も適した水分まで乾燥させ、製粉に入ります
3.蕎麦の実を粒ぞろいにした上、丁寧に石臼ひきにします
寒晒しそばの特徴
1.灰が抜けることにより、旨味が一段と増します
2.繊細な香りが強くなります
3.歯触りと喉越しが絶妙となります
☆☆☆
(☆☆☆また行きたい ☆☆美味しかった ☆まずまず ×価値なし)
営業時間 11:00~15:00 17:00~19:30
定休日 毎月2・3回(不定休)
駐車場 あり
山形県寒河江市南町2-3-25 ℡0237-85-6789