一見さんは決して入らないであろう店構え
「道草」
無造作に置かれたブリキのバケツは吸殻入れ
入り口のマットは蹴飛ばされたようにズレている
少なくとも、僕ならば入らない
昭和風情たっぷりの店内
ラジオから流れる山陽放送のローカル番組
こんなお店に笠岡市民はもとより、岡山県外からも多くの客が訪れる
みんなの目的はただ一つ
「えびめし」
「えびめし」といえば、岡山県民のソウルフードだが、専門チェーン店で出されるのがほとんど
こちらは、今はなき笠岡の洋食店「キッチン ささき」(2010年6月閉店 僕が初めて食べた「えびめし」はもちろんこちら)から独立した大将が50年以上作る
余談だが、笠岡ラーメンの元祖「斎藤」と「キッチン ささき」は並びで営業されていた
注文を終えると、ナプキンを敷いたた朱塗のトレイでカトラリー類が出される
「えびめし コロッケセット」
向こう側は「えびめし」
謎のブラウンソースを纏ったえびめし
頑なに庶民価格を守り続ける店主の心意気で、コストダウンのため小米使用
一度でいいから「ヒノヒカリ」で食べてみたい
「えびめし」と名乗るだけあって、具は「えび」と「玉ねぎ」
付け合わせの「オイル・キャベツ」
このなんとも形容し難い味が、「えびめし」にベストマッチ
そういえば「えびめし」自体も形容できない不思議な味と言わざるを得ない
ソース味でなければ、もちろんドライカレーでもない
「えびめし」の味なのである
洋食屋面目躍如の「クリームコロッケ」
アツアツ・サクサク・トロトロ
嘉味!
ごちそうさまです
大将、絶対にこの味を途絶えさせないでください
☆☆☆(☆☆☆また行きたい ☆☆美味しかった ☆まずまず ×価値なし)
営業時間 木曜日11:00~14:00 土曜日〜水曜日11:00〜15:00
定休日 金曜日
駐車場 あり
笠岡市笠岡5891-2 ℡ 0865-63-0404
定休日 金曜日
駐車場 あり
笠岡市笠岡5891-2 ℡ 0865-63-0404