これでようやく決着~妥協、とあいなりました。
料理研究家、有元葉子さん(ベトナム風料理で)のレシピ、手間掛けない、少なめ材料でサクッと作り、パクパク定番のおかずが主流。 これが好き~。 シンプルが一番。家庭料理のお手本でしょ。
その料理本の中で、「うちのキッチンの常連さん」とあり、常連さんとは、キッチン用品であります~
そこで、小麦粉入れが紹介されてましたん。
その小麦粉入れ、優れもの。
ステンレス容器に小麦粉を入れ、それには細かい網目のある蓋が付いていて、均等に粉を振るのに便利。
なにを作るにもこの私、結構小麦をまぶしてます。
たとえば、
野菜炒め。炒め立てを食べれない帰りの遅い家族には、ちょっと水っぽくなりすぎて、これほどまずいものはないくらいになってしまう…
苦手でした、炒め物。
そこで炒め上がる直前に、小麦粉をちょっと振って強火で混ぜると野菜や肉汁でヒタヒタにならずに済むわけです。
捨ててしまいたい水っぽい汁関係、しかしそこには旨味と栄養がたっぷりで、でも小麦粉、それを逃がさず絡めて口まで運びます。
炒め物には最後に振る、これ、私流ポイントでした。
しかし~「こんな容器があったらいいな」とポツポツ探しましたが、どこにも売ってません。
有元さんも「ずいぶん前にウィリアムズ・ソノマで買って、今は日本のショップでは取り扱ってない」とおっしゃってます。残念…けれども私は探してる~
行った先にキッチン用品のお店があれば、必ず足を踏み入れ探すは「網の蓋の小麦粉入れ」 しかしない…。もう十年経ちます。
で、ハンプティダンプティ/キッチン雑貨屋さんで見つけた、これ、これで妥協しました。
買ってみて思うけど、こういった容器、どこにでもあるじゃない…。
これでも使い勝手はよ~し。
「なあんだ、こんなのでよかったのではないか…」と考える。 なにも「網目の蓋の小麦粉入れ」にこだわらなくとも、結構毎日、使いこなしてるではないか。
あの年月はなんだったのだろう。こだわり捨てると見えてくる本質。
料理道具のこだわりは必要、だが、ある日突然無駄となった~