その13 風邪にご用心
ここところ風邪がはやってます。
一日の温度差が10度以上もあるし、毎日ころころ気候が変わるのも、風邪引
きやすい原因かもしれません。
朝零下でスタートしても、日中は14.5度まで上がるし。
昨日は雹も降る雨模様が、今日は一転して昼間は半袖でもいいかなと感じたり。
オークランドはパシフィックの町というイメージで外国からくると、思ったよ
り寒いと言われます。
ここオークランドは、市の西側はTasman Sea(タスマン海)と東側は Pacific
Ocean(太平洋)のボトルネックに位置しているため、海からの気候の影響を
受けやすいのです。
一日のうちでも、ころころ天気が変わるし、場所によっても天気が違います。
わずか5分のところに住む友人に、「にわか雨が降ってきたから、洗濯物いれな
きゃ」と言っても、「こっちは青空だよ」ということもあるのです。
とくに冬場に判るのが、人の体感温度の違いです。
Kiwiは東洋人より体温は一度ぐらい高いそうなので、私達ほど寒がりではない
ようです。
こっちが寒くてセーター着てちぢこまっていても、“We need fresh air”とい
って、窓を開け放されることはしょっちゅう。風邪でもひいていようものなら、
大変つらい目にあうのです。
大体こっちの冬といわれる時でも、Kiwiは半袖、短パンにはだしで歩いたりし
てますものね。
同じ日本人でも、ニュージーランドに来てばかりの人は寒がりのようです。
私達が半袖の時に、セーター着たりしてます。4-5年以上たつと、体もKiwi
化してくるのかもしれません。
ヨーロッパ文化圏で行なわれるハグやキスで、風邪引きの相手に接近すると移
りそうですね。
ニュージーランドの原住民、マオリ族の正式な挨拶であるhangihongiもおでこ
とおでこ、鼻と鼻をくっつけるのでもっと感染しやすい気がします。
Marae(マオリ族の集会所)でのセレモニーだと、招待客は主催者側全員に一列
になってhangihongi するから、一回で30人ぐらいと接触することもあるの
です。
全員に正式にhangihongiしないとしても、最低握手、ハグ、ほっぺにキスぐら
いはしますしね。
話がそれてしまったようですね。本題に戻します。
ちょっと前までは、急な吐き気、下痢ではじまり、頭痛、鼻水、のどの痛みで
終わるのがはやってました。今は喉と頭痛のがはやってます。
オークランド周辺のみではやっているインフルエンザもあるそうです。
のどにウィルスがつき、熱がでて長引くそうです。
Tummy Bugも冬場に多く、吐いたり、下痢、発熱で消耗します。
軽い風邪なら自分で治そうと思いますが、長引いたり高熱がでたら、たいてい
の日本人なら病院にいかなきゃと思います。
医者に行くと、だいたいパナドール(バッファリンみたいなの)か抗生物質を
処方されます。パナドールなんてスーパーマーケットでも手に入る薬だし、し
んどいのをおしてGP(General Practitioner、家庭医)に行き、さんざん待た
されて、「パナドール飲んで、寝なさい」なんて言われると本当にがっかりしま
す。
行くんじゃなかったと後悔します。
日本のお医者様のように、風邪薬から胃腸薬、ビタミン剤にいたるまでどっさ
り薬をもらうのに慣れてると、拍子抜けしてしまいます。昔のように注射もめ
ったとしませんしね。
NZに来たばかりの人は、お医者さんに行っても何もしてくれないというのを、
悟るのにしばらくかかります。
それから、こっちの薬は小柄の日本人には強すぎるようです。
処方された薬を真面目に飲んでると、2-3日目ぐらいから胃腸は荒れてくる
し、食欲がおち、アレルギーまででたりします。
そんなんで、どっちみち風邪だから、ひいてしまったらしかたないと思ってほ
おっておくと大変なことになる可能性もあります。他の病気の場合もあるから
です。
SARS もMeningococcal Meningitis B (髄膜炎菌性髄膜炎)も初期症状は、高
熱、咽喉の腫れ等、風邪と似ています。
2年前はSARS、今はMeningococcal Meningitis Bの可能性もあるからです。
これらの病気は命取りになります。
Meningococcal Meningitis Bは発症から24時間で死亡するケースもあるので、
緊急を要します。
赤ん坊は敗血症を併発して、体がどす黒くなり、元の姿が判らなくなるほど腫
れ上がり、一日から1週間ぐらいで死んでしまいます。
主に5歳までの乳幼児がかかりやすいのですが、24,5歳でもかかる人はい
るようです。
これは去年の冬流行して、多くの幼児の命を奪いました。それで、やっと今年
から学校で予防注射が実施されてます。
今年はテレビで予防注射のコマーシャルが流れたり、学校でもMeningococcal
Meningitis B のビデオを見せているので、一般の人々の認識も高まってきてい
るようです。
知り合いの男の子も、ビデオを見て、コーラの回しのみはやめたと言ってまし
た。
この予防注射も今、論議の的になっています。
副作用がまだはっきりわからないまま、施行するのは危険ではないか等です。
ニュージーランドではやったのはMeningitis B型 ですが、AとかC型もある
そうです。
他の型にはこの予防注射は効力がないそうです。
2年前、SARSがはやっていたころ、日本の留学生が大風邪を引いてしまいまし
た。
ごぼごぼ咳が止まらないし、熱もあったので病院に連れて行ったら、受付の人
から看護師にまでいやそうな顔されてました。彼女はずっとニュージーランド
にいたにもかかわれず、アジア人の風邪イコールSARS という目で見られてま
した。
その時期にアジア諸国に里帰りした留学生は、帰国後2週間は自宅で隔離され、
健康であるという医者の証明書がないと、登校を許さない学校もあったようで
す。
彼女は完治するまで3週間近く、学校から来なくていいと言われてました。
風邪の予防は、当たり前ですが外出から帰ったら、うがい手洗いですね。
先日の同年代の友人と電話でしゃべりましたが、お互い年のせいか最近風邪を
引く直りにくく、一ヶ月ちかく体調元に戻らないようです。
風邪の予防に、キーウィフルーツ、みかんなどビタミンの豊富な果物を
たくさん取りましょう。
かき、みかん、りんご、梨、栗など秋が安く出回るようになってきました。
いろいろ買って、毎晩違う果物を頂くのは楽しいです。
今夜は熟した柿にしようかな。
ここところ風邪がはやってます。
一日の温度差が10度以上もあるし、毎日ころころ気候が変わるのも、風邪引
きやすい原因かもしれません。
朝零下でスタートしても、日中は14.5度まで上がるし。
昨日は雹も降る雨模様が、今日は一転して昼間は半袖でもいいかなと感じたり。
オークランドはパシフィックの町というイメージで外国からくると、思ったよ
り寒いと言われます。
ここオークランドは、市の西側はTasman Sea(タスマン海)と東側は Pacific
Ocean(太平洋)のボトルネックに位置しているため、海からの気候の影響を
受けやすいのです。
一日のうちでも、ころころ天気が変わるし、場所によっても天気が違います。
わずか5分のところに住む友人に、「にわか雨が降ってきたから、洗濯物いれな
きゃ」と言っても、「こっちは青空だよ」ということもあるのです。
とくに冬場に判るのが、人の体感温度の違いです。
Kiwiは東洋人より体温は一度ぐらい高いそうなので、私達ほど寒がりではない
ようです。
こっちが寒くてセーター着てちぢこまっていても、“We need fresh air”とい
って、窓を開け放されることはしょっちゅう。風邪でもひいていようものなら、
大変つらい目にあうのです。
大体こっちの冬といわれる時でも、Kiwiは半袖、短パンにはだしで歩いたりし
てますものね。
同じ日本人でも、ニュージーランドに来てばかりの人は寒がりのようです。
私達が半袖の時に、セーター着たりしてます。4-5年以上たつと、体もKiwi
化してくるのかもしれません。
ヨーロッパ文化圏で行なわれるハグやキスで、風邪引きの相手に接近すると移
りそうですね。
ニュージーランドの原住民、マオリ族の正式な挨拶であるhangihongiもおでこ
とおでこ、鼻と鼻をくっつけるのでもっと感染しやすい気がします。
Marae(マオリ族の集会所)でのセレモニーだと、招待客は主催者側全員に一列
になってhangihongi するから、一回で30人ぐらいと接触することもあるの
です。
全員に正式にhangihongiしないとしても、最低握手、ハグ、ほっぺにキスぐら
いはしますしね。
話がそれてしまったようですね。本題に戻します。
ちょっと前までは、急な吐き気、下痢ではじまり、頭痛、鼻水、のどの痛みで
終わるのがはやってました。今は喉と頭痛のがはやってます。
オークランド周辺のみではやっているインフルエンザもあるそうです。
のどにウィルスがつき、熱がでて長引くそうです。
Tummy Bugも冬場に多く、吐いたり、下痢、発熱で消耗します。
軽い風邪なら自分で治そうと思いますが、長引いたり高熱がでたら、たいてい
の日本人なら病院にいかなきゃと思います。
医者に行くと、だいたいパナドール(バッファリンみたいなの)か抗生物質を
処方されます。パナドールなんてスーパーマーケットでも手に入る薬だし、し
んどいのをおしてGP(General Practitioner、家庭医)に行き、さんざん待た
されて、「パナドール飲んで、寝なさい」なんて言われると本当にがっかりしま
す。
行くんじゃなかったと後悔します。
日本のお医者様のように、風邪薬から胃腸薬、ビタミン剤にいたるまでどっさ
り薬をもらうのに慣れてると、拍子抜けしてしまいます。昔のように注射もめ
ったとしませんしね。
NZに来たばかりの人は、お医者さんに行っても何もしてくれないというのを、
悟るのにしばらくかかります。
それから、こっちの薬は小柄の日本人には強すぎるようです。
処方された薬を真面目に飲んでると、2-3日目ぐらいから胃腸は荒れてくる
し、食欲がおち、アレルギーまででたりします。
そんなんで、どっちみち風邪だから、ひいてしまったらしかたないと思ってほ
おっておくと大変なことになる可能性もあります。他の病気の場合もあるから
です。
SARS もMeningococcal Meningitis B (髄膜炎菌性髄膜炎)も初期症状は、高
熱、咽喉の腫れ等、風邪と似ています。
2年前はSARS、今はMeningococcal Meningitis Bの可能性もあるからです。
これらの病気は命取りになります。
Meningococcal Meningitis Bは発症から24時間で死亡するケースもあるので、
緊急を要します。
赤ん坊は敗血症を併発して、体がどす黒くなり、元の姿が判らなくなるほど腫
れ上がり、一日から1週間ぐらいで死んでしまいます。
主に5歳までの乳幼児がかかりやすいのですが、24,5歳でもかかる人はい
るようです。
これは去年の冬流行して、多くの幼児の命を奪いました。それで、やっと今年
から学校で予防注射が実施されてます。
今年はテレビで予防注射のコマーシャルが流れたり、学校でもMeningococcal
Meningitis B のビデオを見せているので、一般の人々の認識も高まってきてい
るようです。
知り合いの男の子も、ビデオを見て、コーラの回しのみはやめたと言ってまし
た。
この予防注射も今、論議の的になっています。
副作用がまだはっきりわからないまま、施行するのは危険ではないか等です。
ニュージーランドではやったのはMeningitis B型 ですが、AとかC型もある
そうです。
他の型にはこの予防注射は効力がないそうです。
2年前、SARSがはやっていたころ、日本の留学生が大風邪を引いてしまいまし
た。
ごぼごぼ咳が止まらないし、熱もあったので病院に連れて行ったら、受付の人
から看護師にまでいやそうな顔されてました。彼女はずっとニュージーランド
にいたにもかかわれず、アジア人の風邪イコールSARS という目で見られてま
した。
その時期にアジア諸国に里帰りした留学生は、帰国後2週間は自宅で隔離され、
健康であるという医者の証明書がないと、登校を許さない学校もあったようで
す。
彼女は完治するまで3週間近く、学校から来なくていいと言われてました。
風邪の予防は、当たり前ですが外出から帰ったら、うがい手洗いですね。
先日の同年代の友人と電話でしゃべりましたが、お互い年のせいか最近風邪を
引く直りにくく、一ヶ月ちかく体調元に戻らないようです。
風邪の予防に、キーウィフルーツ、みかんなどビタミンの豊富な果物を
たくさん取りましょう。
かき、みかん、りんご、梨、栗など秋が安く出回るようになってきました。
いろいろ買って、毎晩違う果物を頂くのは楽しいです。
今夜は熟した柿にしようかな。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます