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書道 直庵(筆耕所)

阿弥陀が原

雨に明け曇りて過ぐる日の果ての阿弥陀が原の秋の夕暮  丹人





堅倉は巴川沿ひに
予が阿弥陀が原遥拝の地と名付けたる所あり
筑波嶺より東方へ二十三キロメートルの地なりて
ここより西方を望めば
筑波連峰の山波の南より北へやはらかく延びて
西方浄土なる阿弥陀が原を形成したれる

この日の夕に
この地に立てば
阿弥陀が原の
燃ゆるがごとく
筑波嶺の
炎を消しゆく大波のごとく
その壮絶なるまでの朱の色の
闇に消へゆくまで
合掌しつつ遥拝するあかひとなりき





*画像:阿弥陀が原の秋の夕暮 2008.10.6 17:30 小美玉市堅倉にて

阿弥陀が原遥拝の地



↑        ↑        ↑
芸術人文10位なり 50代9位茨城2位なり 短歌3位なり

引き続きご支援のほど宜敷御願申上候 頓首 再拝



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コメント一覧

あかひと
皆々様へ ―― かしこみかしこみまふまほす ――
曾奈姫

衆生にめぐみもたらすおおひなる仏の御手のぬくみぞうれし 丹人

まさに壮観なり

頓首


ももり媛

常盤路に筑波をおもふももり媛の心おもへり気高き心 丹人

頓首


幸助姫

北ゆ見れば男体女体の二山の蝦蟇となりたる筑波山かな 丹人

筑波には蝦蟇がよく似合ふ・・・^^

頓首


太郎氏

真東ゆ筑波仰げば男体と女体の山のかさなりて見ゆ 丹人

いとめでたきことかな

*「阿弥陀が原」への共感のいとうれしかな^^

頓首
taro
こんにちは。
http://ami2.exblog.jp/
夕空に浮かぶ筑波山、荘厳な光景です!
こういう風景は変わらず、ずっとずっと前から先人も見てきたものなんでしょうね~
阿弥陀が原という名前がしっくりきます。
お幸
朱と紫と
なんともいえず胸にせまる朱です
東から見た筑波山ですか?
とてもなだらかな優しい稜線ですね

ここ北からの筑波山は
紫だちたる雲の細くたなびきたる感じ
です???
筑波というと紫のイメージでしたが
朱の筑波も胸を打つものがあります
山口ももり
自然って・・・思わず手を合わせます。
http://www.geocities.jp/wgwxw444/
いいなあ!!!もう、20年ほども前、つくばで個展をした時、「どこか連れて行ってあげる。どこが良い???」って聞かれて「利根川が見たい」って言いました。「変なもの見たがるね」と言いつつ連れて行ってくれた利根川は、余り大きくはなかった。考えて見れば河口までいかなければ、普通の川なんですよね。ポイントがずれた事書いてすみません。私の頭では常磐線っていうと、つくばしか思いだせないんです。地図に常磐自動車道ってあったものですから。
ソナ
壮観ですね
丹人さま、こんばんは!

夕焼けの景、壮観ですね。阿弥陀が原という名前が、わかるような荘厳な感じがします。
丹人さまの短歌も、スケールが大きい素晴らしい歌ですね!

*夕焼けを背負う筑波のくれなゐの目に染み来れば手を合わせゐる
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