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書道 直庵(筆耕所)

由良り旅<庄内>

舟唄の響きも涼し最上川 奮太

八月四日午後 最上川芭蕉ライン舟下りを楽しむ 
古口の戸澤藩船番所より草薙温泉までの十二㎞を一時間かけて下り行く 
船頭さんの味はい深くして訛温かき話に耳を傾ければ
酒田からの海風強くして吹き上がり来る波しぶきのまた涼を呼びぬ
船頭さんの最上川舟唄を聞けば更に涼しさの増すもうれし 
川幅百六十mの最上川の藍色清く 周囲の山々の緑いよいよ深し



八乙女の湯に由良れゐて夏の夢 奮太

ナトリウム塩化物泉なる由良温泉八乙女の湯に浸かれば 
日本海に沈む夕日のかすかに見へぬ
由良り由良りとぬるき湯につかれば 
まどろみて まさに夏の夜の夢のごとし



炎天に塩ふき出すや鮭のぼり 奮太

八月五日 庄内より日本海に沿ひて南下すれば新潟は村上に入る 
三面川の鮭の有名なれば サーモンパークありて
鮭のぼりの炎天に塩吹き出して泳ぐも暑し 
昼食に「はらこ飯」を食らひぬ 
はらこは是 いくらのことなり
予は昼食代のいくらなるをきくを忘るるもをかし


画像: 2007.8.4-5 撮影
            
↑現在50位前後なり↑現在茨城1位なり
毎日一打頂戴すれば有難きかな 宜敷願上奉候

コメント一覧

あかひと
幽黙氏
播磨の残暑はいかばかりかと察しては
御見舞ひ申し上げる次第に候

をを
レコードジャケットなる哉
いと素晴らしき喩へに
いと嬉しく
有難き心たかまるあかひとなり
あかひと
善人氏
奈良より東北は遠くあるも
自動車道の整備の
行き渡り来たれれば
庄内行も便利になるとこそおもへれ

ばせをと足跡を尋ねる旅も
またよろしかりけり

是非の実現をお祈り申し上げる次第なり
あかひと
ep-mode氏
御地も残暑厳しきかな
御見舞い申し上げる次第なり
をを
球磨川下り・・・

予 かつて
熊本と長崎を訪ねたる
かれこれ 二十年も前のことなり

再び九州を尋ねたきおもひ
前々より心にあるも
数年のうちには
とふおもひの
たかまりぬ

いと楽しみなり
あかひと
幸の助姫
お盆の準備に余念なき頃かと存じ候

さても
姫のうるはしき御声がきこへ来たるやふな
味のある湖面渡を頂戴するは
いと嬉し

姫の歌に
予もおもはず・・・

♪よいとこらさのえー
はやりかぜなどーひがねよにー
えーえんやえーえんやえーえ えーえんやえーと
よーいさのまかしょ
えーんやこらまーかせー

と唄ふ次第なり

をを
藤沢周平氏の味はい深き文章・・・
いとよろしかりけり

庄内は
予も
何度も行きたきところなり
酒徒善人
舟唄
私も最上川に行ってみたいと考えています。
“舟唄”と聞けば、やっぱりアレですよね。
もう我慢出来ません・・・
幽黙
演歌
今回の写真は
演歌のCDじゃなくて
レコードのジャケットのようです
字がクレヨンとかクレパスで
画いたような雰囲気で素敵です
ep-mode
涼風
おおっ、今度は庄内に行かれたんですね!
川下りと温泉、いいですねー。

ちなみに熊本は球磨川下りがあります。 
お幸
最上川舟歌
♪よーいさのまかーせ
 えーんやこらまーかしょ
 さが~ださぁえぐ~さげ
 まめ~で~ろちゃ♪

じゃなかったですか?

丹人殿
お元気ですね
北に南に東奔西走・・・?
いいなあ庄内。

藤沢周平の随筆から抜粋してみます。

・・・ しかし新潟から山形へと県境を越えるころから、左手に海が見えて来る。折りから海に日が沈むころであった。いまひと息で読み終わる小説への興味に、ついに日本海の落日が打ち勝ち、私の眼は窓の外の光景に釘づけになる。そして胸の中では、こんな美しい風景がよそにあろうか、とつぶやいていたのである。・・・
    <ふるさとへ廻る六部は>より

あと10年くらいしたら藤沢周平の
足跡を辿って庄内の旅をしてみたい。
丹人殿のように北から上って
右に日本海を見るのもいいですね。
いいなあ庄内。
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