灰谷健次郎さんが死去(読売新聞) - goo ニュース
灰谷健次郎氏の作品数多あるも 予 かつて好みて読めり
其 子供を主人公にしたるもの多くして 子供の真の姿を一貫して優しき眼差しを以て書き綴られたる
予 此によりて子供観転換の機を得たる
「兎の目」「太陽の子」特に有名にして 氏の代表作なるも
予が最も心惹かれ何度も読み返したるは「ワルのぽけっと」なり
氏が子供観 遡ればルソーの子供観と重なるを感ず
ルソー著「エミール」の「序」に次の一文あり
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人は子どもというものを知らない。子どもについて間違った観念をもっているので議論を進めれば進めるほど迷路にはいりこむ。この上なき賢明な人々でさえ,大人が知らなければならないことに熱中して,子どもには何が学べるかを考えない。かれらは子供のうちに大人をもとめ,大人になるまえに子供がどういうものであるかを考えない。(岩波文庫 33-622-1 今野一雄訳)
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灰谷健次郎氏が御霊に白菊を捧げ 御冥福をお祈り申し上げるなり 合掌
ジャン=ジャック・ルソー(1712~1778) 仏蘭西人 哲学者・政治思想家・教育思想家・作家。
*画像:庵庭に咲く白菊 2006.11.5撮影
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