けふは笠間は本笠間にて会合あり
午後四時に終ひて外に出れば曇天なれどまだ明るくあるに
ちょひと笠間稲荷に詣でて帰らんとぞおもへる
*画像:笠間稲荷神社 左の石柱には「胡桃下稲荷神社」とあり 2007.4.17 16:00撮影
休日や祭日には混雑する駐車場も閑散として人影もまばらなり
拝殿にて参拝を済ませればぐるりと回りて本殿に向かひぬ
本殿は國重要文化財なり
その四面に彫刻あり
是 中国は東晋の永和九年暮春の初めに王羲之が催せる蘭亭曲水の宴なり
いと素晴らし
*画像:笠間稲荷神社本殿の彫刻-蘭亭図- 2007.4.17 16:10 撮影
静かなる境内をゆるりと歩き行けば
さざれ石に寄り添ひて躑躅の花の咲き初めてゐたり
其 目に眩しきほどの白さなり
蕾は先にあかを残せば 此 日の丸の蕾の如くに見ゆるもをかし
*画像:さざれ石脇の躑躅 2007.4.17 16:15 撮影
境内に樹齢四百年の藤あり
棚に這ひし枝に未だ芽の見えざるも 五月ともなれば
それはそれは見事なる藤の花の瀧の如く垂れて咲かん
*画像:回廊にて見上げる灯籠と藤棚 奥は拝殿なり 2007.4.17 16:10 撮影
そろそろ戻らんとおもひて車に向かふに
ふと横を見れば
各地より奉納されたる酒樽の数多並ぶ棚あり
どれどれ と見上げれば
笠間の松緑はもとより水戸の一品常総(旧石下町)の一人娘板東(旧岩井市)の秀緑・・・
をを
西宮の白鹿もあれば
なんと
南都の春鹿もある哉
*画像:春鹿の酒樽 2007.4.17 16:30 撮影
この字 予が尊崇の念を深く抱きたる小坂奇石先生の手になるものなり
樽の右上なる赤枠が中に南都諸白とあり これも小坂先生の字なる
ふと ももり姫をおもへり
山口ももり姫は予が武路愚の友なりて
そのかみ小坂奇石先生の薫陶を受けたる女流書家なりき
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