JDR.田中成和ブログ

ブログをこちらで公開いたします。

日本航空の花村仁八郎氏の経営哲学について

2022-05-11 09:00:00 | 日記
JDR.株式会社の田中成和です。
経営哲学について紹介します。

日本の航空会社では大手と言われる日本航空と全日空だけだった時代には、まるで独占会社のように収益を上げることもでき、社員の給与も一般企業の中でもトップクラスだったんです。
パイロットもスチュワーデス(現CA)も花形の職業で、どこに行っても羨望のまなざしを向けられました。

そのため天狗になったり、自信過剰になる社員も多く、そのことが仕事への怠慢などにつながることもあったわけです。
その中で花村仁八郎氏は、日本航空の裏方でずっと仕事を続けてきて、そして元会長まで上り詰めた非常に稀有な存在でした。

彼の経営哲学とは常に謙虚であれ、控えめであれということで、常に真っ先に座って人の話によく傾聴し、けっして意見をするということもほとんどありませんでした。
謙虚にひたむきに顧客本位のサービスと運行を心掛ける姿勢が、ほかの社員のお手本となり日本航空はサービスでナンバーワンの航空会社に上り詰めたんです。

LCCの進出が際立つ中で、値段が高くてもサービスが良い日本航空を選択し空の旅をする人が多いのは、こうした経営理念があってこそです。

JDR.株式会社 代表取締役
田中成和

最新の画像もっと見る