JDR.田中成和ブログ

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ゼネラル・エレクトリック社ジャック・ウェルチの経営哲学

2019-11-20 10:41:59 | 日記
JDR.株式会社の田中成和です。
経営哲学について紹介します。

ゼネラル・エレクトリック社のジャック・ウェルチは20世紀最高の経営者に選ばれたこともある人物です。
1990年代に猛威を振った整理解雇、いわゆるリストラ経営を流行化させた人物でもあるために、人材の空洞化や愛社精神の低下などリストラ経営の副作用が表面化し始めた現代においては、少し評価を落としていますがグローバル化を見据えて他社に先駆けて国際化を推進するなど、先見の明を持った人物であることは間違いありません。

ジャック・ウェルチの経営哲学は徹底的な合理化。
彼がリストラ経営を推進したのも「下位の従業員にリソースを使うくらいなら、それを優秀な人間に回した方が効率がいい」と考えていたからです。

そのために用いたのが4Eという指標でこれは「情熱、影響力、競争意欲、実行力」の4つを持っている人間を優遇し、これを持たない人間は解雇するというものでした。
ジャック・ウェルチの手法は現代においてはあまりに苛烈なため、ゼネラル・エレクトリック社でもウェルチの引退後はやり方を改めていますが、指標を使って人材の価値を測定し優秀な人間に対して優先的にリソースを割いていくというやり方は、アメリカのみならず日本の企業でも導入されつつあります。

JDR.株式会社 代表取締役
田中成和

FFS理論をマネジメントに生かす

2019-11-06 10:39:48 | 日記
JDR.株式会社の田中成和です。
マネジメント理論について紹介します。

FFS理論とは、人間が日常において思考したり行動をする特性を、科学的かつ客観的に分析することで、人間関係の最適化を目的とするものです。
この理論では、その人の思考・行動は5つの因子とストレス状態を数値化することで把握出来るとしています。

ビジネスの現場では、FFS理論に基づいた診断を社員に行うところも増えています。
診断結果を本人が知ることで自分の長所を生かし、逆に短所を補うべく研鑽に励むことにつながります。

これは長い目で見ても本人のキャリア形成に大いに役立つと言えるでしょう。
加えて他人を知ることができれば、トラブルを防ぎ良好な関係を構築するのに役立てることが出来ます。
これはしいては企業側にとってもメリットとなります。

実際に、大企業やベンチャー企業でも、この理論をマネジメントに活用して適材適所の人材配置を目指しているところも少なくありません。
例えば多くの人員からデータをとりその関係性を分析することで、組織作りやプロジェクトチームの編成などに役立てているところもあります。

その試みとして、ランダムに抽出したチームと理論に基づき異なるタイプ同士がうまく補えるように編成したチームとでは、作業成果に大きな違いが出たという結果もあるようです。
このように、従来のスペックやスキルという特性だけでは生かしきれなかった人材活用に、この理論は大いに有効性を持つものと言えるでしょう。

JDR.株式会社 代表取締役
田中成和