JDR.田中成和ブログ

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阪急百貨店初代社長である清水雅氏の経営哲学

2020-05-11 10:09:10 | 日記
JDR.株式会社の田中成和です。
経営哲学について紹介します。

阪急阪神東宝グループの創業者である小林一三氏を長年支えたのが、阪急百貨店初代社長である清水雅氏です。
彼の経営哲学は、一人の力で成功することは絶対にないということです。

阪急百貨店の場合、商品の仕入先の協力がないと商品を販売することができません。
また、いくら商品がそろっていても購入してくれるお客がいなければ商売は成り立ちません。

いくら一人で頑張っても成功はあり得ないということ。
その力に対して他人が協力してくれて初めて事業が成立すると説いています。

協力は誰もが得られるものではありません。
協力を得られるのは鋭さではなく人格の力であると、彼の経営哲学にはつけ足してあります。

個人の仕事の能力が高いことで協力を得ることができるのではなく、その人の人格がそれを得るためには必要と言っているのです。
時に人としての魅力は能力を超えるのです。

大企業などにコンサルティングを行っている講義内容には、このことが盛り込まれているものもあります。
経営学や会計学といったテクニカルな知識だけでなく、人格や教養を磨くための内容も含まれているのです。

JDR.株式会社 代表取締役
田中成和