山門には「照峯山大光寺」の札がかかっていた。曹洞宗の寺院だが、縁起はよく分からない。境内東端辺りに三成四国八十八ヶ所の石仏が祀られている。 本家四国霊場の第五十五番札所が南光坊。正式名称は別宮山光明寺金剛院(愛媛県今治市別宮町)と言い本尊は大通智勝如来(たいつうちしょうにょらい)である。ミニ霊場の方は平成十四年九月に改築が済んだようだ。 霊場の更に上に祠が経つ。赤い幟の白抜き文字・最上位經王大菩薩とは岡山市北区の最上稲荷の本尊でインド伝来のダキニ天(半女神)とされる。祠内部に置かれた棟札の一枚には「嘉永六癸丑年(※1853)…」と墨書きされていた。