わたししか 未だ知らぬはず 初桜
馴染めぬと 心疼いて 夕永し
書いては消し、を繰り返す。
今の思い。
嫁して46年にやがてなる。
長い月日は、全て過去のこと。
でも、こういう事態になれば(義母の最後までの時間が、目の前に迫ってきた。)
こちらの家族、親族の在り方考え方が、どうにも理解し難い、が湧き上がって来て、気持ちが落ち着かないが本音。
これまでのことが否応なく蘇る。
それは私にとったら苦痛この上もない事。
延命、看取り、葬儀に至るまで。
夫が舵を取る…。義弟たち、親戚たちをたてながら。
何故か、妻や我が子たちが蔑ろにされ感が堪らない。
夫はそうではない、と言う。
価値観の違いはどうにもならない。
わからないものはわからない。
夫と私は違う。
郷にいれば郷に従う。当然の事。
ずっと実践してきた。
でも、受け入れられないものも、事もある。
何故?が先立つ最近。
おかしいのは、多分、私。
我が母のように「おばあちゃん(義母、鬼のようなすさまじい人だった。)のおかげで、私がある。おばあちゃんに何もかも助けてもらった…。」などと、今の私は、正直思えない。
毎日、心の隅はさざなみが立ち悶々とする、母のように崇高な心を持ちたい。