寒椿 気づきしときは 寂しとき
曇天を 低空飛行 冬椿
ほか弁で いいかな 風邪治りかけ
(ほっともっとのサイトより)
なんとも体調の悪い一週間だった。
先週月曜の夜から、喉に違和感、徐々に激痛に変わり、朝の目覚めの悪い事。
うがいをしたり、葛根湯やトローチで様子見。
風邪引いたかなぁ…
夫はもう三週間程咳が止まらず、病院にかかろうともしない。
「その咳なんとかしないと。人に移すかもしれないし、何より自分自身きつくない?病院行ってよ。」
月曜で、病院は混雑が予想されたが、それでも夫はかかりつけ医院へ行き投薬してもらってきた。
「なんか話して薬もらっただけ。」
でもなんとなく安心(私が(笑))
私自身は日中なんとか凌げるけど(ちょっとだるさや疲れやすさはあるものの)夜間、喉の痛さ鼻詰まりで眠れない。
それは日を追う毎に酷くなり、ほとんど眠れない日が続いた。
昼間はなんとか頑張る。
夕飯を作り孫たちに届ける。
これだけやれば私の任務完了なのだから。
孫たちのマンションの玄関に夕飯弁当を置いて、言葉少なく帰宅の一週間。(木曜までだが)
金曜朝、かかりつけの内科に電話。
医院の駐車場に停めたらまた電話ください。とのこと。
「熱ないのになぁ。」だが今はとにかく風邪症状があれば車内待機と決まっている。
私的には、重症でもないのに、医師看護師さんたちを右往左往させるのは申し訳ないな、という思い。
あまり待たされることもなく、若先生と看護師さん、重装備で車まで来られる。
これまでの経過を話し、喉などを診て「コロナ、インフル検査しますか?」と聞かれて
周りにコロナやインフルエンザの人はいないし…何より高い熱など出ていないんですよね。
検査はしなくて大丈夫…と思います。
わかりました。咳、鼻水のお薬処方しますね。お大事に。
これですっかり安心したのだが…
この日この夜から、更に咳も鼻水も止まらない。
微熱が朝晩だけ出る。
翌土曜は、孫の書道教室。
困った。
朝、孫からのLINEで「ばあば早めに迎えに来て〜」
この子に移すわけにいかない。入試間近なのに。
「ばあばね風邪ひどくてさ🤧
今日は送迎だけにする😷泊まるのは今日はやめたほうがいいと思う」
少しして孫から返事。
「わかったーーそうするね
ばあばきついよね ごめん」
送迎の車の中、当然マスク装着で会話もあまりなく。
帰りは、せっかく予定があったろうにと不憫でならない、がマンションへ直帰させた。
私はといえば、土日こそ完全に休養して二日間で完治を目指したのだが。
症状はあまり良くならずだるさが続く。
酷い鼻水や咳は、入浴が良いとネット検査して知る。
そう、三日入浴していない😱
夫が飲み会の日曜、夕方意を決して(笑)熱めのお風呂に。
するとほんとに、鼻と喉が心地よい。すーっとする感覚。呼吸がすごく楽〜✨
ゆっくり湯船に浸かり、ささっと体を洗いこれまたささっとシャンプー、再度ゆーったり湯船に浸かり。
その後は、速攻で二階の我が部屋に。加湿しながらヒーターで湯冷めを防ぐ。髪を乾かしながら。
多分完璧!
九時前には就寝。
眠れないけど、部屋は暗くして加湿マスクして…
ところが10時過ぎ、娘からLINEが入る。
孫が38度の発熱、明日仕事半休を取って病院に連れて行く。
ばあばもずっと体調悪かったんだね。大事にしてね。
あー
えっ?あの時土曜の車の中、時々咳をしてたけど、孫も具合悪かったんだ。私ったら自分の事ばかり。
翌月曜日、昼前娘からの連絡
「コロナだった。感染はおそらく先週木曜頃。今週木曜まで休校。でも入試が来週金曜だからこの時点で良かったと思わなきゃね。」
はぁ そうだったのか。
娘からは、今日はとにかくばあばも無理しないで夕飯はいいよ。
に思わず、じゃ ほか弁どうかな?
メニューサイト見て決めてよ。
孫にはお粥作るから。
とLINEをした。
もう今更先週を悔やんでも仕方ない。
ほか弁を届けて、孫の様子を見てなんとなく安堵して、
時間が余り、裏の小道を散策。椿はもう咲いていた。
突如現れた低い空を飛ぶ飛行機。自分を重ねた句がうかぶ。
寒椿って綺麗なんだけど寂しくて心許ない。