先日 柳亭こみち独演会を 観て以来すっかりとりこになってしまった
落語ではない 中入りにご披露頂いた 歌謡浪曲『元禄名槍譜 俵星玄藩』の世界だ
かつて三波春夫さんでは聞いたことがある
昔 酒井雲坊といった村田英雄さんと並んでやはり南條文若を名乗った三波春夫
二人が いる限り浪曲界は安泰だろうと言われたものだが 二人とも歌謡曲の世界に
歌の世界で大きな成功を収めたのは 承知のことだ
その三波春夫のヒット曲「元禄名槍譜 俵星玄蕃」を柳亭こみちさんが 8分間の熱唱
迫力に圧倒され、肝心の落語『子別れ』がかすんでしまいそう
帰宅後、噺家・柳亭市馬さんでこの歌を聴く
実に気持ちよさげにうたっている流石だ うまい
更に 「歌怪獣」と異名の島津亜矢さんで うまさの感心して聞きほれる
調子に乗って真山一郎さんの浪曲まで これもなかなか聞かせるのだ
よくできた話であり 良い歌だ ひたすら感心する
俺は落語から 歌謡浪曲の世界に転進しようかとさえ思ったほどだ
今日は 市場師匠の落語『百川』を聴く やっぱり安心して聴ける
やはり師匠の本職はこちらだと改めて認識する 歌謡浪曲も落語もと欲張ったのだ
・・。