風来坊の忘備録

晴歩・雨読 日々の雑感 不定期便

人で不足対応

2021-12-09 17:48:41 | 日記

一人暮らしを続けて居ると 気がついたら今日は誰とも会話が無かったなと、

気が付くことがある そんな時でもスーパーマーケットで会計するとレジ女性から

「毎度ありがとうございます」の挨拶をされ 今日初めての対話?だったとおもう

そんなことでささやかなが親近感のようなものを 一時でもその女性に感じたのだ

 

 ところが最近、我らの店ではが省力化によってか 〇〇レジにお進みくださいと、

定型文句で言われ 会話の余地はない 仕方なく機械相手に会計を済ませる事になる

味気ない 折角の親近感だったのに コンピューターと無言で話すのかよ。。と。

 

 一方で月に一度 新聞店女性が集金に訪れる 留守がちな私は申し訳ない思いから

今後、銀行振り込みにすると提案したが 集金の女性から 我が案に相違した答えが

「集金に来させた下さい そうしないと私、仕事なくなっちゃうんです」意外な返事

 

会計を機械にゆだねるスーパーと 訪問集金による 「対面対応」と全く反対の対応

カード払いを推奨 人で不足対策に躍起な政府の方たち この点如何にお考えだろう

 

私は 月に一度、集金女性と会話できる ことをよろこんでいるのだが。。。。

 


くすりづけの日々

2021-12-08 15:10:52 | 日記

 糖尿病の持病を抱えているため ほぼ2か月に一度 病院通いしている

そこに 今回、前立腺癌が加わった 調剤薬局でそれらの薬を求める

血圧やピロリ菌やらの 薬がそれに加わるから かなりの量のくすりを調合

してもらうことになる 一割負担との恩恵もあって 医師の処方は正しいと信じ

指定された薬がいかに多くとも 素直に頂戴、服用している

 

 一度、自分の判断であまりにも多い薬を一種類 服用回避したことがある

その結果は データに表れているのか 少し険しい顔付きの医師はそれでも

恐らく私の企みを察した上でだろうが「もう少し続けてみましょうか」と、・・・

 

 薬によって保たれている我が健康 薬漬けの毎日、これで良いんだろうかと

止めちゃったら どうなんだろうと、思いつつも 医師の承諾を得るまではと

薬漬け生活を 続けては居る のだ。。。

 

多分これによって保たれているのだろう 我が趣味三昧の生活を維持する為に

     

 

 

 

 

 

 


円丈さんのネタおろし

2021-12-06 22:03:01 | 日記

 ネタおろし とは、落語の演目を覚えて初めてお客さまの前で、

披露する つまり初演を言う

この年末に 楽しみにしている 桂やまとさんの『牡丹灯籠』もまた

《初演相勤申候》と、うたってあるから そうなんだろうと楽しみのしている

ネタおろしを聴くのは この先、いつかは十八番ネタになるかもしれないのを

人に先駆けて聞く 得難いチャンスとの思いが 我が方にあるからだ

 

 自作の新作落語を数多く手がけた三遊亭円丈師匠が 亡くなった

師匠は新作のほか 古典落語を 独自の解釈で改作、円丈流古典として高座に

かけていた その「自己流古典」が(生意気だが)気にいらず高座姿を見ていない

 

だが、「日本参道狛犬研究会」会長としての師匠には私もその末端会員として

何度か御目にかかった そんなときに 「これから高座に掛けるから」といって

ネタおろしより更にその前のネタを会員一同を寄席観客に見立てて 披露・稽古

されていたワープロに打たれた原稿片手の熱演を今も思い出し 一度は寄席での

姿を観てみたかったと 返らぬ愚痴をぐちっているところだ

 

これからは「ネタおろし」と聞いたらなにがなんでも聞きに行こうと思っている

 

 

 

 

 

 

 


四の日昼席

2021-12-05 10:57:34 | 日記

 四の日昼席 警戒解除を待ちきれず 勝手に開始した寄席通いの三回目

コロナとの闘いもいつ果てるやら うかうかしてるとこちらが先に参ってしまう

この会にも あと何回通えるだろうか 少し寂しく思う

 

 この日は墨田川馬石さんがお休み 地方旅興行 早く言えば『出稼ぎ』

今日のトリで出たのは 古今亭文菊さん 好きな噺家だ

出し物は『二番煎じ』この季節 誰かが いつかは どこかでやる噺 

登場人物のセリフも殆ど頭に入っている あまり期待していなかったが 

聴いているうちに段々引き込まれる ほのぼのとした気持ちにさせる噺家さんだ

 

今日、夕方には付近のマンション、コンクリト製縦割り長屋 いや、もっと素敵な

ところに住む 旧友と再会の約束がある これも今日の楽しみの一つ

 

 急速にさむさの増した 夜道を急ぎ帰る 冷え冷えとした我が家に入るのは嫌だな

誰か煎じ薬変わりの 熱燗を用意しておいてくないかと 聞いたばかりの落語を

思いつつ歩く おのれが下戸だったということはすっかり忘れて。。。

      

 

  

 

 

 


おいなりさん

2021-12-02 17:51:38 | 日記

  赤い鳥居と狛狐が印象的な稲荷神社は、全国に3万社以上もあると言う

どこからか 移築されたこの稲荷社には鳥居もなければ狛狐もいない

民家園の片隅に 立ち寄る人もなく そっとたたずんでいる

社会科見学の小学生も 民家ばかりでこちらには見向きもしない

                                            

お稲荷さんは「稲なり」から展化した名前 赤い鳥居は豊作をもたらす炎を

意味するそうだ 仏教のダキニテンと合体し「狐」がその使いとなった由

その農耕の神がいつの間にやら 商売繁盛の神に 変化し現在に至っている

との事、ここまでは 張り紙に記載文の 引き写し

 

ぼんやりと 落語の世界を思う 下谷神社・以前は下谷稲荷 ここで江戸の

最初の寄席興行が行わたことは頭に入っている 以前,訪ねたこともある 

落語と稲荷は縁があるようで 『王子の狐』のような古典もある

 

正岡子規の俳句もここに『寄席はねて 上野の鐘の夜長哉』名句だ

    

子供たちの声を耳にしつつも うららかな陽だまりの中で稲荷と落語を思った