藤沢周平は ひまさえあれば本を読んでいたので「ヒマアレバ」と、小学校で
あだ名されたほどの読書好きだったようだ コロナ禍の私もそんな傾向がある
そんなこともあって 氏の作品には 以前から愛着がある
彼の作品から 武家物にも市井物にも属さない 「歴史小説」を読む
ありもしない事を書き綴っていると、たまには本当にあったことを書きたくなる
氏の歴史小説『漆の実のみのる国』を読む 作者が最後の命を燃やした名編だ
『漆の実のみのる国』は あと数十枚で完結のはずながら 体調が思わしくなく
「これでいい。このまま本にしてもいい」と 予定されていた数十枚は書かれず
これが 最後のに原稿になり 69歳を一期として長逝の途についた・・・。
回復したら 石川啄木を描くことを構想していたらしい《以上、文庫本解説より》
この本に触発されて上杉鷹山を知りたくなり 童門冬二氏の経営書を読んでみた