今までの最長は昨年夏に走った
生駒トレイルの30km。
今年はもう少し長い大会に挑戦したいと
エントリーしました。
公称36kmなので
ソロ山行では練習が難しく
ひと月にフルマラソンに出たりして
調整してきました。
6:30から10分ごとのウェブスタート。
なるべく早くスタートしたいので
塩浜駅から始発に乗り込み
橿原神宮前に7:30着。
南大阪線で特急に乗り尺土まで。
20分早く着けます。
7:55 会場最寄り駅に降り立ちました。
美味しそうですね。
トレイル姿が数名。
ついていきます(笑)
今年はここに向けて
毎週のように山行して
練習を積んできました。
3週前のトレランフェス岡崎では
20km累積標高差1200mを2時間50分。
今回はどれぐらいで走れるのか?
自分を試すいい機会です。
二上山が見えてきました。
だんだんテンションUP。
ですが、今日は36kmの2500m。
岡崎の約2倍・・・未体験ゾーンです。
いい天気。雲ひとつない快晴で風も穏やか。
標高が高いといえども
気温が上がってきそう。
後半はペースが落ちて来るだろうな〜
何時頃にゴールできるのか?
ちょっと予測がつきませんが
岡崎の2倍プラス20分の
計6時間ぐらいでどうかな?
ということは、ゴールするのは15時頃。
なんて考えながら歩いていたら
会場到着。8:20。
上着を脱いで準備します。
桜の季節は残念ながら終わったようです。
6:30の最初のスタートから
すでに2時間。
選手の姿はもうまばらです。
荷物を預けスタート時間を申告。
8:30。前の組が10人ほどでスタート。
あの峠に向かって走ります。
8:40。7人でスタート!
先頭の方はかなりのスピードで
舗装道を上がっていきます。
このあたりはまだ桜が綺麗。
7人中5名がこの坂を走り
私は6番目。
先は長いのでこのあたりは
早足で登りました。
最後にこの7人中
何番目になっているのか楽しみです。
峠まで登って
さあこれからと思っていたら
反対側の里まで下ろされました。
途中でひとり追い抜き、これで5番手。
国道166号を横断して
さあ葛城山へ向かいます。
事前に郵送されてたTシャツを
着ては知っている方も結構いますね~
初級ゴール、中級ゴール、行者杉のチェックポイントを
制限時間内に通過すると上級コースに進めます。
今、大日池を過ぎたあたり(3キロぐらい)
で9:10。約10分/㌔ペースです。
最初の関門(初級ゴール)がある
大和葛城山までは残り11km。
11×10分=110分なので
到着予想は11時ちょうど。
制限時間までは1時間半あるので
大丈夫でしょう。
登山道に入ります。
ダイヤモンドトレイルの石碑が道案内。
9:38平石峠。
ついに現れました
葛城山名物の急階段!
標高472mの万才山まで来ると
少し緩斜面にはなりますが
さらに登って659mの岩橋山へ。
今度は急勾配を下って
10:04石橋峠に到着。
ここから40分・5キロほど
徐々に高度を上げていき800m地点。
すると==
見上げると無限に続くかのような急勾配の階段(泣)
いつまで続くのか・・・みなペースダウン。
15分ほど賢明に登ると葛城山のポイント。
想定どおりの11:00に到着~
いやーーしんどかったですね。
息も絶え絶え。
冷たい水を2杯もらって
ちょっと寄り道。
960mの山頂では
パラグライダーがふんわり浮かび
陽気に誘われピクニックの親子連れや
カップルもチラホラ。
葛城山頂広場は
ほんわかした雰囲気でした。
コースに戻ると一気に450mの下り。
段差が大きいので膝に来ますよねー
しかも眼の前の金剛山
に登るのがわかってるんで
あんまり下りたくないですよね(笑)
なんて言葉を交わしながら下山。
奈良県側から見ると
葛城山と金剛山って
ほとんどつながっているように見えるのに
意外とそれぞれ独立した山塊なんですね。
コルが深い!!
ということでしかも
金剛山のほうが高い。
今度は500mの登り返し。
最初は緩斜面の林道でしたので
早足で歩いていると
同じザックを発見。
親近感を感じて話しかけてみると
同じ時間にスタートしたとのことで
しばし談笑ながら歩を進めました。
そして間もなく登山道へ。
結局ここでも階段攻め再び(笑)
さっきの同じザックの方は、この上りで私が先へ
たぶんこれで7人中4番目に。
もう合わせたら300段ぐらい。
さっきの下りでも膝を酷使しているので
今度はお尻も・・たまらずピクピクです。
振り返ると先ほどの葛城山。
やっぱりてっぺんは禿げて見えますね(笑)
金剛山頂に近くなると
ようやく緩勾配になりますが
まだまだ登りが続きます。
ここで同じスタートの方と
しばらく競い合っていましたが
どうやら振り切ったようで
振り向いても見えなくなりました。
7人中3番目かな。
鳥居が見えたら
もう山頂はもうすぐ。
稜線からはこの眺め。
御所市街の向こうには
飛鳥の山々が見えているはずですが
霞がかかって良く見えません。残念。
標高1112m湧出山の脇を通り
先を急ぎたいので金剛山の山頂はスル~
ポイント地点のちはや園地に12:42到着。
中級ゴールとなっているので
たくさんのランナーや登山者がお昼ごはん。
給水所でまた2杯。
チョコもいただきました~
ここまで約4時間。
階段で脚を使わされたおかげで
葛城山からの6kmを
100分もかかってしまった計算(T_T)
アプリの表示は20kmなので残りは16km。
10分/㌔で行くと160分かかれば
ゴールタイムは6時間40分となる計算ですね。
あーー目標には遠く及ばないな〜
コース図を確認すると
アプリの誤差が1㎞以上あるみたい。
ということは残り15km弱
ここからはちょっと頑張って
最初と同じ10分/㌔でいければ
150分。6時間30分を切るのは可能かなと
なーんて考えながら伏見峠。
見上げると
また登り返しの階段200段。
1022mのピークを過ぎたら
120m下って久留野峠着。
またまた階段200段涙。
もうまわりを見ても駆け登ったりする人は皆無。
みな疲れ切ったように黙々と階段を登っていきます。
んーやっぱ6時間半切りは無理なのかな?
笹原が見えてきたら中葛城山頂。
いい眺めです。
13:03また小ピークを通過。
花が綺麗な季節になりましたね~
さらにアップダウンは続きます。
2つの小ピークを過ぎたら高谷山。
そして150mほど下って千早峠。
またまた階段で急登~
100m登り返して神福山山頂。
このあたりで25km。
少しずつ疲労が蓄積してきますが
ここは力を振り絞り
金剛トンネルの上まで駆け下り
するとまたまた小ピークの登りです。
まだかまだかと思いながら
走っていた次のチェックポイントの「行者杉」。
案内板をようやく見つけ安堵。
緩斜面を懸命に駆け
13:48(5時間8分経過)に到着です。
ここは本来給水所ではないのですが、
水を二杯飲ませてもらいました。
熱さのせいで背中の水が
心細くなっていたので助かりました。
確認すると残りは8キロ。
もうこの先は下りが多くなるとのことで
1時間ぐらいでイケるだろうと計算。
ちはや園地からの7kmを68分
登りが結構あった割には
目標の10km/㌔を上回るペースで来ています。
ここからは顕著な下り基調となるはず。
もし8分/㌔で走りきれば
6時間10分あたりでゴール出来ます。
6時間ぐらいで完走したいという
目標の達成が目の前に見えてきたので
気力をふり絞って走り続けました。
相変らず快晴せいで気持ちがいい天気。
もう終盤。こんな環境で山を走れることを感謝しながら
最後まで楽しみたいと思いながらも
まだまだアップダウンは続くコースに苦戦・・・
杉尾峠に下ったと思ったら
タンボ山に登り返し
西の行者という地点に下ったかと思えばまた登りと
さらに何回もの登り返しが残っていました。
前半であれば気にならなかった
緩勾配の登りでも足が言うことを
聞かず止まってしまいます。
膝に手を付き一つひとつクリアー。
くだりや緩斜面では懸命に走り
ようやく紀見峠に到着しました。
もうゴールかと思いきや
スタッフに確認すると残り2キロ(T_T)
5時間48分経過。もう6時間10分を切るのは確実。
あとはどれぐらい縮められるか。
脚に来る舗装道を下って下って
ゴール直前にまた登り。
フィニッシュの横断幕が
見えたときはホントに嬉しかったですね。
記録票に書き込んでもらった時間は、
14:42:06。6時間02分06秒での完走!
同じスタート組では
いつの間にか
もう一人追い抜いていて結果は2着でした。
こちらも目標達成ですね。
最初からガンガン行っていた方は
一時間も早くにゴールしていました。
いやーーすごいです。
途中競い合った2名の方は
6時間36分と58分
序盤の下り坂で追い抜いた方は
たぶん7時間49分。
残る2名は記録が残ってないので
他のコースの参加者
もしくはリタイアされたのかもしれません。
45歳以上の男性壮年の部
完走者222名中79位
総合順位は
完走者374名中145位
でした。
地元の方たちにより
露店やテーブルなどが設置され
ちょっとしたお祭りのようでした。
更衣室やトイレは
近くの公民館を使うことができたのも
良かったです。助かりました。
これが記録証です。
上級のスタンプが嬉しいですね。
次々に完走者がゴール。
そのたびに歓声があがります。
最後のランナーは17時過ぎの到着とのことで
まだ2時間後。
南海電車で帰路につきました。
反対側のホームにやってきた
こうや号。
ホームには
ランナーたちがたくさん。
河内長野から近鉄。
大和八木で購入したお寿司に舌鼓。
達成感に浸ってます。
秋にもう一度
これぐらいの大会を走ってみるかな。