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Más vale prevenir que lamentar.

伊勢神宮の神域・御料局の山々へ     鷲嶺・前山・前杉山・鼓ヶ岳

2023年02月22日 | 登山って楽しい~

伊勢市駅からバスで宮川パークへ。

別荘地の舗装道をひたすら登っていき

伊勢スカイヴィラ住民専用のヘリポートへ。

祠の立つ展望台や

天文台っぽいのも。

その脇から登山道に入ると鹿の群れ。

このあたりは伊勢神宮の宮域林となっていて

鳥獣捕獲禁止となっているせいか

今日は5回も鹿さんたちと遭遇しました。

南側に切れ込んだ絶壁の脇を通り

岩場をよじ登ると稜線に出ました。

ほどなく山頂です。

残念ながら眺望はなし。

ですが展望岩まで3分の表示。

下って岩の上に立ち

五ヶ所湾や熊野灘の景色を楽しみました。

北の尾根筋を降りて標高436のコルへ。

登り返して前山到着。

ここも展望なし。

東北方向へ進むと

1m20~30㎝四方の石垣状の台座を

稜線上でたびたび見かけました。

その一つには「御料局」「輪伐區界」

といった石標が建植されていましたが

他は石組みだけで意味不明。

境界杭のようなものなのでしょうか?

調べてみると「御料局」は

 

明治18年(1885) 宮内省に設置された部局で

皇室財産の管理を行っていて

その当時350万町歩(約353万ヘクタール)の林野

 

佐渡・生野の鉱山

日本銀行、日本郵船の株式などが

世伝御料(皇室財産)とされていたそうです。

P492→P406→P373とアップダウンを

繰り返してもう一度登り返すと

一つの山に3つのピーク。

南から「雨渕川の頭」→

「前杉山」→

「養命峰」。

東北方向へ転じて稜線を

下りていくと標高310あたりでコル。

さらに登っていく途中に天狗岩の案内。

ロープを使って降りてくと

北方向の絶景。

伊勢市街に宮川の流れ、

その向こうには伊勢湾が広がります。

左手には局ヶ岳や白猪山など

香肌イレブンの山々が霞んで見えます。

もっと視界が良ければ鈴鹿山脈や

知多半島も見えることでしょう。

Uターンして登ると鼓ヶ岳。

標高表示が凄い!!!なんと3552m。

富士山の次???小数点が消えていて

驚愕の数字(笑)

東側を駆け下りると五本松神社の

鳥居が見えてきたので立ち寄りました。

この神社『宇治橋の延長線上にあり

その意味するところは決して小さくないだろう』…と

「日本の聖地ベスト100」という本の中にあるそうで

 

石柱によると毎年2月と8月に大祭

毎月18日午後2時より例祭が行うとされています。

いつ頃まで行われていたのでしょうね〜

こんなところで…驚きです。

てなことを考えていると

下りる尾根筋を間違えて

トラバースする方向が真反対。

再び神社の参道に登り返すという

迷走をやらかしてしまいました。

戻ってみると参道は

北に折れてわかりやすい表示もあって

その後はスムーズに下山。

賑わう伊勢神宮入口でゴールです。

 



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