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2月の練習会で30kmの伴走を
してみないかと依頼を受けましたが
経験がないので迷いました。
次の日がフルマラソン。
故障明けということもあって
トレーニング不足なので
自己記録は望めない。
フルをどれぐらいで走れるのか?
調整を兼ねて走ってみることにしました。
結果は以下の通り
平均ペースは6分/㌔弱
Aさんの希望は7分/㌔ぐらいで走りたい
とのことでしたので余裕を持って
サポート出来ると確信。
引き受けることにしました。
次の週は初めての大会伴走。
ほとんど徒歩でしたが5kmを完走。
サポートのいい予行練習となりました。
Aさんはフルマラソンを何度も走り
ウルトラマラソンの経験もある
ベテランランナー。
残念ながら昨年は
2つのフルマラソンを走ったものの
どちらもタイムオーバーで完走ならず。
今年は2年ぶりの完走を目指して
複数回30kmレースを走り
しっかり調整したいとのことでした。
私は2年前から三重DBGランナーズの
練習会に参加して経験を積み
ようやく昨年12月の松阪マラソンで
伴走してみませんか?と声がかかり
フルの前半の伴走を
予定していましたが
パートナーが体調不良で回避。
その日はソロで走りました。
長距離の伴走は未経験ですが
何度か練習会で一緒に走った
Aさんからの後押しもあり
今回実現しました。
8:50 近鉄四日市駅で待ち合わせ。
駅員さんと一緒にAさんが改札に到着です。
バトンタッチしバス乗り場へ。
会場の中央緑地公園は
新正駅が最寄り駅ですが
無人駅でちょっと距離があるため
バスをチョイス。
9:30 受付を済ませると
女性スタッフがAさんを
更衣室へ案内してくれました。
準備していると
小康状態だった雨が本降りに…
庇の下でウォーミングアップ。
私達も含め
多くのランナーが雨対策。
カッパやビニールを被ってスタンバイ。
5分前のアナウンスがあっても
誰一人整列しないという
ハプニング(笑)
まだ濡れたくないですよね〜
するとスタッフが率先して雨の中へ。
2分前にようやく揃いカウントダウン。
10:30にスタートしました。
競技場(500m)を右回りに一周して
公園外周のトリムコース(2キロ)へ
合わせて2.5kmのコースを12周します。
(別の日の画像です)
トリムコースには緑色の
ゴムチップ舗装がありその上を
キズナといわれているロープと声掛けで
Aさんを誘導し周回しますが
次第に凄いスピードで追い抜いていく
ランナーが増えたため
スムーズに走れるように
3周目からはコースの真ん中を走ります。
主催者のランコレクションさんが
撮ってくれました。後方の二人です。
実はこの直前に大失敗。
左カーブを間違って右と伝えてしまい
曲がるときに逆方向に…
Aさんが機転を利かして幸い転倒に繋がらず
事なきを得ました。
言葉のというものが
晴眼者に比べてはるかに重い
存在であることを肝に銘じて
心の中で伝える言葉を反芻しながら
慎重に伝える努力をしなければと
肝に銘じて先に進みます。
回りのランナーに引っ張られたのか
2kmあたりで少し速くなってますが
10kmまでは想定通り
7分10-20秒/㌔のペースを刻んで行きます。
しかしながら降り続く雨の影響もあって
5周(12.5km)回ったところでトイレへ。
7分チョイのロス。
蒸れて汗をかいてきたので
ここでビニールを脱ぎリスタート。
ペースを戻し2周しますが
再びトイレへ。
4分半ほどロスしますが
直後にしっかりペースを戻し
終盤の4周(10km)へ。
制限時間は4時間。
ここまで20kmを2時間40分。
完走するには残り10kmを80分。
平均8分/㌔のペースで行けば大丈夫。
今の7分台/㌔でいけば
余裕で間に合うと伝えました。
しかし次第に強くなる雨。
そして風まで吹いて来ました。
疲れた身体から容赦なく
体温を奪って行きます。
9周目にもう一度トイレに。
約4分のロス。
すばやく計算して
残り8kmを7分半/kmのペースが必要。
30kmレースは24-25kmあたりが
一番しんどいから粘ってガンバロー
と声を掛け踏ん張り
あと2周というところまで
辿り着きましたが
次第にペースダウン。
26キロ地点でついに8分台/㌔
まで落ちてしまいました。
このままいくと制限時間に間に合わない。
コースに2か所ある登り坂をしっかり登り
下りで勢いをつけて
意識的にペースを上げてみようと提案。
すると前半のペースまで戻すことができ
残り4キロを7分15秒/㌔のペースで
駆け抜けることができました。
結果は3時間59分16秒。
みごと制限時間内にゴール。
スタッフの皆さんが拍手で出迎えてくれ
この記録証を手渡してくれました。
ギリギリで目標を達成できて感無量。
ふたりで遅いお昼を食べながら
レースを振り返ったり
今後の目標を語り合ったり
最高のひとときでした。
帰りもバスで近鉄四日市駅へ。
改札で駅員さんにお願いして
ここから自宅の最寄り駅まで
エスコートしてもらえるよう依頼しました。
最寄り駅まで息子さんが
迎えに来てくれるそうです。
次は6月にまた30kmを一緒に
走ろうと約束をして別れました。
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