こどもたちの未来へ  

Más vale prevenir que lamentar.

みえ松阪マラソン2023を走りました。

2023年12月21日 | 三重DBGランナーズ

 

三重DBGランナーズのAさんからオファーを貰い

2月19日に私の地元の四日市で冷たい冬の雨の中

初めて二人で30kmを走りました。

レース後のラーメン屋さんで

昨年末の松阪マラソンの35km付近で体調不良により

悔しい途中棄権となってしまった話を聞き

今年こそ完走を目指したい。

 

そのサポートをして欲しいと

さらなるオファーを頂きました!!

松阪マラソンまでは10ヶ月。

 

早速それまでのレースプランをたてAさんに提案。

そして二人で走ってきました。

 

目標は12月17日のみえ松阪マラソンで

フルを完走すること。

6月4日堺大仙公園30km

7月30日大阪城熱ハーフ

8月6日名古屋庄内緑地ハーフ

9月9日京都太陽ヶ丘ハーフ

10月1日芦屋浜ウルトラ30km

10月15日淀川リバーサイド20km

 

レース間隔が空いた8-9月には

2度の練習会も行いました。

 

いよいよ本場に向けフルを走りますが

残念ながら

11月5日あいの土山マラソンは

31km地点でタイムアップ。

11月26日名古屋アドベンチャーマラソンは

26km地点体調不良で途中棄権。

松阪マラソンはアップダウンが多く

冬型気圧配置となれば風も強くなり

なかなかの難コースとなります。

 

どちらか一つは完走して弾みをつけたかったのですが

とても悔しい思いの残る2つのレースとなりました。

それでもハーフの距離はしっかり

スピードに乗って走れているし

これまでのレースや練習で連携も

スムーズに取れて来たので

気持ちを切り替え

それまでの3週間で

体調管理を万全にして臨もうと話して解散。

週間予報の天気図は最悪で

今期最強の冬型気圧配置となることが確実(;_;)

 

Aさんが寒さでリタイヤした昨年よりも

厳しい気象状況となることが確実となってしまいました。

ネットで寒さ対策を研究。

45Lのゴミ袋を2枚づつ用意し

それぞれ首と腕の3箇所に穴を開け準備。

 

Aさんには寒さ対策を万全に

したほうが良さそうとアドバイス。

さあいよいよ当日。

保温効果のあるワセリンを全身に塗り

朝一番の鳥羽行き急行に乗り込み松阪下車。

北改札口で待ち合わせして

AさんとサポートしてくれるMさんと合流して

シャトルバスで会場に向かい7時半に到着。

やはりトイレや着替えのこともあるので

女性同士のほうが準備がスムーズにいきますよね〜

助かります。

Aさんは長袖の上に一枚目にビニール。

そしてヤッケを着て、一番上に2枚目のビニール。

 

私も長袖と半袖の間にビニールを挟み

伴走のビブス+一番上に

2枚目のビニールをスッポリ。

 

下はタイツの上に登山用ズボン。

手袋にネックウォーマー。

そしてこの大会の制限時間は7時間。

フルマラソンの大会の中ではとても緩やか。

 

昨年のリベンジという意味合いもあるので

何とか完走をアプローチしたい!!

Aさんの実力だと30kmまでは確実に走れます。

 

いつもの7分30秒/㌔ペースで行けてれば4時間。

残り12kmは3時間あれば

たとえ歩いたとしてもゴールできます。

なので万が一のため

私がトレイルリュックを背負って走ることにしました。

 

2人用の防寒着に非常食。

500mlの水筒にタオル。

現金とクレジットカード。

 

これさえあれば何とかなるのでは。

絶対に完走だけは逃したくない!!

準備して長ーい列に並んでトイレを済ませ

荷物を預けると、もう30分前。

ブロック別の場所に待機します。

9時に号砲がなりますが

なかなか前に進まず

ソロリソロリと列が動き道路へ。

約10分後にスタート地点を通過し

ようやく軽めに走り始めることができました。

5キロ辺りまでは前が詰まっていて

抑え気味に走り45分30秒かかっていますが

スタート時のロスが10分近くあるので

35分/5キロで7分/㌔ペース。

おかげで抑え気味に入ることができました。

5-10kmは給水が3箇所。

給水は健常者と違い

完全に止まらないとできません。

計1分のタイムロス。なので

この区間も7分/㌔。順調です。

10-15kmは45分。14.2km地点でトイレ🚾

トイレも健常者より時間がかかります。

約7分のタイムロス。給水も2回。

 

この区間は緩い登りで向かい風なので

その後17km辺りまで少しペースが落ちました。

18kmから下りの追い風。

一瞬ペースが上がりガンガン追い抜き

気持ちいい〜でも…すぐに向かい風。

 

給水2回もあって15-20kmは38分。

それでもハーフまで2時間51分できました。

スタートロス+トイレロス+給水ロス=約20分。

 

平均7分/㌔ペースで走れてます。

いつの間にか先を越されていた

6時間ペースランナーを抜き返し後半戦へ。

20-30kmは正念場。

Aさんの苦手な登り坂が続きます。

しかも冷たい向かい風。

松阪牛のサイコロステーキで力を貰い

徐々にペースが落ちてくるものの

決して歩くことなく30km地点に到達。

4時間15分。想定より15分遅いですが

まだまだ走れそうなので大丈夫。

牛肉の入った「ちゃちゃも汁」

美味しいーーー

この辺りがコースのてっぺん。

このトンネルからは下り基調。

Aさんのスピードが上がってきました。

もう他のランナーごぼう抜き。

6分中盤/㌔で終盤へと向かいますが。。。

Aさんとこれまで走った最長距離は31km。

つまり私の伴走最長距離も同じ。

 

つないだ右手の筋肉痛が酷くなってきました。

やはり未知の領域に入り想定外の事が起こってきます。

ふくらはぎもパンパンです。つらい・・・状況を変えたいと思い

 

32.8㎞の給水所。Aさんにお願いして左右を交代してみます。

練習でも試したことのない位置関係ですが

これで右腕が休める。。。

何とか最悪の状況を脱したどり着いた

34.7kmのJAでふるまわれたのは今年のB-1グランプリで

優勝した「松阪鶏焼き」を頂きました~美味しい!!

 

4分ほどタイムロス(笑)

ですが嬉しいエネ補給ですこ~し復活。

左右をいつもの位置関係に戻してリスタートです。

気持ちの良い河川敷にでて

Aさんの快調な走りが続きますが…

次は私の腰の調子が思わしくなく

 

どうやら背中の荷物(4kgぐらい?)が

徐々に体力を奪っている感じで

脚の状態もイッパイイッパイになってきました。

 

ここまで来て自分がブレーキになるなんて

ことがあってはならない!!ですよね〜

目眩すら感じるようになってきた37㎞地点で

 

Aさんがトイレ休憩。助かりました。。その間に

ストレッチしたり屈伸したり何とか気合を入れて続行〜

するとこのお菓子が目の前に。

意外とおいしいしこの終盤での良い当分補給になりました。

残りは5キロ。もうここは気持ちでAさんについていきます。

39キロあたりの上り坂も歩かず乗り切り

下りでペースを取り戻し39.9Kmの給水は初めてのパス。

もうゴールは間近。ほとんどのランナーがペースダウン。

 

気をつけてAさんに声をかけながら

右に左にと前に次々に現れるランナーをかわし

前へ前へ。最後の折り返し地点をクルリと回ると

 

三たび6時間ペーサーに追いつきました。

他のランナー共に団子状態となっていて

追い越すのに時間がかかりましたが

隙を見て前に出て最後の激坂に向かいます。

最後まで全力で走り切りゴール。

伴走の私にも

タオルやメダルをかけてくれました~~^^

感激です。それにしてもAさんの頑張り凄かった。

ウルトラの経験もあるベテランランナーらしく

さすがの粘りを発揮。

鬼気迫る走りを見せてもらいました。

 

ビニール2枚の寒さ対策は見事に効果がありました。

が、リュックはただ重かっただけで役に立たず(笑)

しかし良い訓練になったはずだと思いましょうーー

 

ゴール後はただただ寒くて

写真を取る余裕もなく

他の女性ランナーにお願いしてAさんは更衣室へ。

完走証のお食事券で唐揚げを購入。

しばし健闘を称え合いシャトルバスで帰路へ。

来週は山へ~



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