有井駅を10時前に出発して
花の窟神社の裏山に取り付き
尾根伝いに西へ。
熊野古道から分岐した赤倉街道に合流。
石造りの炭焼小屋跡や廃屋
地蔵堂の礎石など
つい最近まで生活道として
使われていたであろう痕跡が各所に残っています。
また「桃太郎岩」も見どころの一つですね(笑)
らいおん広場などベンチも数か所あるので
休憩しながら歩けます。
風情ある苔生した石垣や
石畳の道を登って行くと
途中標高400mあたりの林道を小走りに駆けて
P472を北側にトラバースすると
舗装道に出ます。
横切って再び石畳を登ってまた舗装道。
これも横切って登山道に入ります。
10分ほどで分岐。長尾山は左に。
赤倉街道は右へ。一ノ水峠へと下って行きます。
山頂へ向かう道もお見事。
石垣で綺麗に整備されていて
昔の人々の長尾山への想い入れが伝わって来ます。
コルに登って見上げると凄い岩山。
よじ登るようにして山頂に辿り着くと
巨大なコンクリートの構造物がド~ン。
NTTの電波塔の基礎が凄い。
他にもアマチュア無線や
NHKのものなど乱立してます。
三角点のある広場からは七里御浜の絶景が広がり
休憩場所にはもってこいです。
今日は時間がないので舗装道を一気に下ります。
迷子の犬がいて気にはなりますが。。
札立峠まで駆けて15分稼ぎました。
この峠、凄いことになってます。
熊野市側に降りる道は家電などの
大型ゴミが散乱して通行止め状態に。
先を見ると荒れているようで
下山には使えないかな。
県道のトンネルの上のピークを
北側にトラバースする踏み跡があったので西へ。
すると切通しになった旧道の峠道が現れ横断。
200mほど進み小ピークを越えると
岩場のヤセ尾根に到達。
特に南側が切り立った崖になっていて
スリリングですが景色は抜群。
熊野灘の海岸線や北方向の山並み。
ふり返れば長尾山の巨大電波塔も見えます。
P631を越えると苔生した岩が目立ってきて
左にカーブしながら次のピークで右折。
南方向の尾根へ。
300mほど頑張って登ると妙見山頂です。
木々に遮られて眺望はありませんが
ここから先の尾根筋が凄いことになっています。
ヤセ尾根を手を使いながら恐る恐る進むと
巨大なおにぎりのような
一枚岩がそびえ立っています。
足掛かりになるような場所もなく
とても登れませんが
西側にトラバースしながら
反対側から回り込むと絶景が広がります。
地元の方によると
昔はここまで皆登って
太平洋から昇る初日の出を見るのが
習慣だったとのこと。
さらにいくつもの巨岩が立ち並び
慎重に南側に辿り着くと祠や鳥居。
かつては信仰の山だったことが偲ばれます。
神木集落までに道は
石段がたくさん残っていて
水場もあったりして
今でも多くの方が参拝のために使われている様子で
きちんと整備されています。
苔で滑りやすいので要注意。
神木集落の石垣が見事!
小一時間で停留所に到着。
無人販売所で出会った方と
ちょいとお話し。
遠方から来てもらってありがとうと
おやつを頂きました。
みかんは販売所で購入。
とても甘くて美味しかったー
予定していた15:18のバスで熊野市駅へ。
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