太田裕美さんの歌う「木綿のハンカチーフ」は胸がキューンとなる名曲ですね。
都会に出て行った彼と、故郷に残る彼女との手紙のやりとり。
どんどん都会の色に染まっていき、彼女のことも忘れ、故郷へはもう帰らないと言う彼に、涙を拭くための木綿のハンカチーフをくださいと、最初で最後の贈り物を彼女がねだるという内容です。
歌を聴いていると、映画のように場面が目に浮かぶと、若い世代にも人気なんだそうです。
コロナ感染予防のために、あちこちに手の消毒用アルコール類が設置されていますね。
スーパーの出入り時には使うようにしていますが、製品によっては手荒れの原因になったり、濃度不明で、効果が不確実と思われるものもあります。
ですから、きちんと石鹸で手を洗うほうが安心なので、外出先でのハンカチの出番が今まで以上に増えました。
私はふだん、最低3枚ハンカチを持ち歩きます。
すぐにとりだせるように、ズボンやスカートのポケットにかさばらない木綿のハンカチか、小さめのタオルハンカチを1枚。
バッグのなかには、日本式手ぬぐいを1本。
手ぬぐいは普通のハンカチの2-3倍の大きさがありますが、その割にかさばらず、木綿ですから速乾性もあるので、昔から気に入って使っています。
首に巻くこともできますし、膝にかけたり、ランチョンマットのように使うこともできますから、かなりの優れものなんです。
そして3枚目は、折りたたんだままの清潔な手ぬぐいを、マスクの一時収納のために用意してあります。
日本式手ぬぐいは本当におすすめです。
写真は、私の手ぬぐいコレクションの中から秋の柄を並べてみました。
手ぬぐいは何箇所か直線並縫いすれば、「あずま袋」が作れて、コンビニエコバッグとしても活躍してくれ、友人にプレゼントしたりしています。
ショッピングセンターなど、公共トイレで、手洗いをせずに出て行く人を少なからずよく見かけます。
エアータオルが衛生上の理由で使用禁止になっていて、ペーパータオルも設置されておらず、ハンカチも持っていないとなると、洗った手を拭くことができないという理由で、手を洗わない人がいるのだと思いました。
その昔、学校に出かけるとき、必ず「ハンカチと鼻紙は持った?」と、確認させられませんでしたか?
先ごろ、文科省が「学校における新型コロナウイルス感染症に関する衛生管理マニュアル~「学校の新しい生活様式」~(2020.9.3新生活様式ガイドライン」というものを発表しました。
そのなかで、児童生徒等に、感染症対策用に持たせるものとして、以下を挙げています。
・清潔なハンカチ・ティッシュ
・マスク
・マスクを置く際の清潔なビニールや布等
大人も見習わねばなりませんね。
もちろん、ハンカチの貸し借りはしてはいけません。
私は小学生のとき流行性角結膜炎がはやった時に学校の先生から指導していただいて以来、きちんと守っています。
そうそう、欧米人にとっては、ハンカチは鼻をかむものなので、そもそも貸し借りなんてトンデモナイ!だそうです。