喫煙防止教室を行った小学生から、よくこんな質問をされます。
「どうして人間はタバコなんてものを作り出したんですか?」
「どうして人間はタバコなんてものを作り出したんですか?」
質問のしかた、言葉はいろいろですが、子供たちからのこういうたぐいの質問に対しては、勝手に都合よく解釈をして、「タバコの歴史」について解説することにしています。
人類史上で、人とタバコとの関係をあらわす最古の記録として有名なものに、マヤ文明の壁画があります。
私はこの壁画のレプリカを持っているので、もったいぶって「特別にお宝を公開!」などと言いながらタバコの歴史を子供たちに説明します。
子供たちはみな喜んでくれますけれど、実はわたし的には、内心、お茶を濁している感が否めないでいます。
なぜなら、おそらく、子供たちの疑問の本質にはきちんと答えられていないと思うからです。
つまり、子供たちは、もっと深い疑問を抱いています。
それは、「なぜ人は、自らを傷つけ、苦しめるという、愚かなことをするのか?」ということです。
以前、小学1年生のクラスで「みんなの夢は何?」と投げかけたことがあります。
なぜなら、おそらく、子供たちの疑問の本質にはきちんと答えられていないと思うからです。
つまり、子供たちは、もっと深い疑問を抱いています。
それは、「なぜ人は、自らを傷つけ、苦しめるという、愚かなことをするのか?」ということです。
以前、小学1年生のクラスで「みんなの夢は何?」と投げかけたことがあります。
そのとき、「長生き!」と応えた子が複数人いて、びっくりし、同時に感動したのを覚えています。
与えられた生命を存分に、健康に、幸せに生きる。
それこそが、この世の生命体の一部として存在する私たちすべてに与えられたはずの生き方であり、生きる意味そのものでもあるのだということを、子供たちから教えてもらいました。