きんえんSwitter

医者の心の目で日々を綴ります

ナノメートルな香りのはなし

2020年05月10日 | ヘルスリテラシー
公園の藤の花が満開です。
マスクをしていても、藤棚の下にいると、甘い香りがします。

藤の花の香り物質はナノメートルレベルの大きさの分子で、これが鼻腔粘膜の嗅覚受容体と結合し、化学反応が起こって脳神経へ伝達され、「わあ、いい香り~」と脳が感じているのです。

ということは、ナノメートルの大きさのウィルスが空気中に多くいる環境(感染者の多い密閉された空間等)では、布マスクだけでは感染のリスクが高いことがわかりますね。

小学校でタバコの授業をすると、「マスクをしていれば、受動喫煙は防げますか?」と子どもたちから質問されることがよくあります。
タバコ煙の有害化学物質のほとんどはガス成分なので、私は「ガスマスクでないと意味がありません」と答えています。
それを聞いた子どもたちのガッカリした様子といったら!
タバコを吸うお父さんやお母さんたちにぜひ見てほしいといつも思います。

ガッカリな話になってしまったので、ひとつ良い情報も。

連休中も連休明けも、相変わらずの自粛生活。
イライラしたり落ち込んだりしていませんか?

そんなときに、じょうずに使うといいのが香りです。

個人差がありますが、一般的に気分のリフレッシュに役立つのが、オレンジ系の香りです。
ビタミンC補給のついでに、オレンジの皮をぎゅっとしぼって香りをかぐのもいいですね。
わたしは気持ちが不安定になったときは、ベルガモットの精油をたらしたティッシュを枕元に置いて寝ています。

ちょうど昨日、モロッコ系ミントの生葉が手に入ったので、緑茶に加えて、ハチミツたっぷりの甘いミントティーを作って、気分転換しています。

一時期、ベランダに鳩が来るようになったので、ミント水を作ってベランダに数日撒いていたら、来なくなりました。
ミントの香りは鳩避けにも役立ちます。

ベランダガーデニング始めてみようかな。






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