子供や学生たちに教える立場からすると、授業内容への質問は大歓迎です。
もちろん、疑問点が解決されたり、わかりにくい点を理解することに繋がるからですが、受講者の質問によって、授業内容が拡がったり深まったりすることがよくあります。
小学生対象の授業でも、それは例外ではありません。
調べればすぐ答えが出るような質問に対しては、あえて答えず、調べる時のキーワードだけを教えて、子供たち自身が答えを見つけるように指導することもあります。
また、答えるのが簡単ではない、深イイ質問が出ることもあり、一緒に考えたり悩んだりする時間は、本当に楽しいです。
今日のリモート授業では、最初に養護の先生にスライドを使った授業をやっていただき、後半が子供たちとの質疑応答時間という予定でした。
二人ほど質問を受けたあと、「残り10分は、先生から補足コメントを・・・」と学校の先生に提案されたのですが、時間いっぱい、子供たちからの質問を受ける時間にあててもらいました。
毒のないタバコに品種改良したらどうかという小学3年生の女の子からの質問です。
喫煙防止教育を行った子供たちから、毒のないタバコを開発したらどうかといった意見は、たまに出ます。
きっと、吸っている人への子供たちなりの気づかいなのでしょう。
喫煙しているお父さんやお母さんたちは、こんなふうに子供から気づかわれていると知ったら、禁煙しようという気持ちになってもらえるでしょうか?