禁煙治療やタバコ対策への取り組みは情熱と忍耐が必要です。
ですから、長くやればやるほど、孤立感に苛まれやすい。
それは、がん治療の最前線の医療現場にいても(残念ながら)感じていることです。
私が対峙しているなかで最も悩ましい相手は、依存に苦しむ喫煙者たちではなく、今や必死に生き残ろうとしているタバコ販売組織ですらもなく、「たかがタバコ」「タバコは個人の嗜好・思考問題」「自分は吸わないから関係ない」「医者による喫煙防止教育は趣味・副業」といった考えの人たちなのではないか・・・最近はふと、そんなふうに思うようになりました。
そのせいか、少々心が疲れ気味です。
そんな状況で、同じ方向を見ている仲間がいる、そういう人たちと繋がっていると感じられることは、自らの存在価値を確認でき、とても心強く、励みになります。
医療者のみならず、さまざまな職業のかたがオンラインで繋がり、社会の禁煙化推進のための建設実行的な勉強会が開かれている場があり、参加しています。
ご興味のあるかたは、どうぞ下記サイトをご覧下さい。