このところ、世界中のニュースによく顔を出している北朝鮮の金正恩委員長。
実は彼はタバコを吸います。
今年4月、北朝鮮と韓国特使団との会食の場で、金委員長に「タバコは健康に悪いから、やめたほうがいいですよ」と禁煙を勧めた勇気ある人がいたのをご存知ですか?
鄭義溶(チョンウィヨン)大統領府国家安保室長という方です。
そのとき、同席していた北朝鮮の高官たちはいっせいに凍りついたそうですが(笑)、金夫人は「そうだ、そうだ。私もいつも言っている」と手をたたきながら喜んだそうです。
鄭氏の無謀とも言える勇気は心から称えたいと思います。
でもそんなふうに言われて、タバコをやめようと実際に行動を起こす人が、果たしてどれくらいの割合でいるでしょうか?
「からだに悪いから・・・」という「禁煙の勧めかた」は超初級者レベル、と言うか、実はこれ、ほとんど「言っちゃいけない声かけのしかた」の例なんです。
たしかに、病院で医者から「検診で見つかった肺の影はがんですよ、タバコを今すぐやめてください」とキッパリと(これ重要!)言われただけでタバコをやめる人は時々います。
「タバコ=肺がん」がいまや常識となっているため、いわゆるこの「ショック療法」は、呼吸器科では通用します。
もちろん肺がんに限らず、病院に勤務する医療のプロフェッショナルからの一言というのは、説得力があるのも事実ですから、皆さんには、目の前の喫煙者にはきちんと「やめなさい」とまずは一言、声をかけることを心がけていただきたいと思います。
さて、話は戻りますが、宴会で韓国のお役人から、「からだに悪いから」と禁煙を勧められた金委員長。
彼は(当然ながら)ただ笑っているだけで、とりあわなかったそうです。
なぜなら、使い古された、予想範囲内の「あるある言葉」では、人は動かないからです。
人を動かすには、心の奥底(大脳辺縁系)に働きかけなければなりません。
では、心の奥底に働きかける「魔法の言葉」なんてあるんでしょうか?
つづきはまたあとで。
実は彼はタバコを吸います。
今年4月、北朝鮮と韓国特使団との会食の場で、金委員長に「タバコは健康に悪いから、やめたほうがいいですよ」と禁煙を勧めた勇気ある人がいたのをご存知ですか?
鄭義溶(チョンウィヨン)大統領府国家安保室長という方です。
そのとき、同席していた北朝鮮の高官たちはいっせいに凍りついたそうですが(笑)、金夫人は「そうだ、そうだ。私もいつも言っている」と手をたたきながら喜んだそうです。
鄭氏の無謀とも言える勇気は心から称えたいと思います。
でもそんなふうに言われて、タバコをやめようと実際に行動を起こす人が、果たしてどれくらいの割合でいるでしょうか?
「からだに悪いから・・・」という「禁煙の勧めかた」は超初級者レベル、と言うか、実はこれ、ほとんど「言っちゃいけない声かけのしかた」の例なんです。
たしかに、病院で医者から「検診で見つかった肺の影はがんですよ、タバコを今すぐやめてください」とキッパリと(これ重要!)言われただけでタバコをやめる人は時々います。
「タバコ=肺がん」がいまや常識となっているため、いわゆるこの「ショック療法」は、呼吸器科では通用します。
もちろん肺がんに限らず、病院に勤務する医療のプロフェッショナルからの一言というのは、説得力があるのも事実ですから、皆さんには、目の前の喫煙者にはきちんと「やめなさい」とまずは一言、声をかけることを心がけていただきたいと思います。
さて、話は戻りますが、宴会で韓国のお役人から、「からだに悪いから」と禁煙を勧められた金委員長。
彼は(当然ながら)ただ笑っているだけで、とりあわなかったそうです。
なぜなら、使い古された、予想範囲内の「あるある言葉」では、人は動かないからです。
人を動かすには、心の奥底(大脳辺縁系)に働きかけなければなりません。
では、心の奥底に働きかける「魔法の言葉」なんてあるんでしょうか?
つづきはまたあとで。