貧乏社畜サラリーマンの海外旅行記

長期休暇に有給休暇をくっつけて、
仕事と家族を日本に置き去り、海外旅行へ
貧乏社畜リーマンによる海外旅行記。

【モンゴル】大連市内観光。夜ご飯は北朝鮮レストラン【初日(後編)】

2015-05-24 | 2015年04月_モンゴル
モンゴル一人旅の初日(後半)です。
[初日(前半)はコチラ]

乗継地の大連のホテルに荷物を置いて早速、大連市内観光へ。

ご存じのとおり、大連は日露戦争後のポーツマス条約において、ロシアが持っていた租借権を譲渡され、第二次世界大戦の敗戦までは日本が統治していました。

というわけで、市内には日本統治時代の建物も残っています。


満鉄(南満州鉄道)の実験所だったようです。

人民広場へ。

ちなみに日本統治時代は長者広場、戦後から1993年に今の名前に改称されるまではスターリン広場と呼ばれていたようです。
ソ連崩壊後もスターリン同志の名前を残すあたり、さすが中ソ論争の際に、ソ連のスターリン批判を修正主義だと非難してただけはあります。


交通整理をする警官。


人民広場にある大連市人民政府も日本統治時代の関東州庁の建物を利用しています。


同じく人民広場内にある大連市公安局は旧警察訓練所だそうです。

次は大連市内観光のハイライト、中山広場へ。


中山広場の周囲には、日本統治時代の建物が建っています。

旧大連ヤマトホテル


旧大連民政署


旧朝鮮銀行大連支店


旧横浜正金銀行大連支店


旧大連市役所

中山広場の後は旧ロシア人街へ向かいます。

勝利橋(旧日本橋)


勝利橋近くを走る路面電車。路面電車も日本統治時代に作られたもの。


旧ロシア人街は、ロシアが租借権を持っていた時代にロシア人が多く住んでいた地区です。


旧東清鉄道汽船会社。ただし、復元されたもの。


今はロシア風の建物が並ぶ通りになっています。


ダーリニー市役所(ロシア統治時)→満鉄本社、満蒙資源館(日本統治時)→旧大連自然博物館
と色々と移り変わった歴史ある建物。残念ながら今はただの廃墟です。

さて、市内観光はこれくらいにして、夜ご飯の時間です。
今回、モンゴルまでの旅程に大連を入れた理由の3割くらいは、実はディナータイムのため。

というわけで、夜ご飯は大連にある北朝鮮レストランに行ってみました。
念のため補足させてもらうと、北朝鮮レストランとは、主体の国、朝鮮民主主義人民共和国の国営レストラン
まぁ要するに、親愛なる指導者同志が、部下の忠誠心を維持させるための高級車やら時計やらを購入するための外貨を稼ぐため偉大なる朝鮮民族の料理を世界の人たちに味わってもらおうという親愛なる指導者同志の慈悲深い考えを実現するために運営しているレストランです。

唇歯の関係である中国国内のみならずカンボジアやベトナム、マレーシア、ミャンマーといった主にアジア各国に展開しています。
当然、反共和国的な日本国内には一店舗すらありません。

三八広場近くの平壌館へ。

右下に写っているのは喜び組・・・ではなく、接待員同務。

夜7時くらいに着いたのですが、客は3組ほど。

季節違いのクリスマスツリーが存在感を出しています。共和国では信教の自由があるという無言のアピールでしょうか。

接待員同務に席に案内された際に、同務より英語で、
Are you Japanese?
と尋ねられました。

ここで、下手にYESと答えられようものなら、無慈悲な鉄槌を受ける可能性もありましたが、嘘をつくのもあれなので、YESと答えておきました。
同務も英語が話せるわけではなさそうで、その後は特段会話が進まなかったのですが、にこやかにサービスを提供してくれたあたり、日本人民と日本軍国主義は別と考える党の指導が末端まで行き渡っているようです。


メニューは中国語表記もあるので日本人にはなんとなく理解可能です。

まずはビール。

共和国の大同江ビールです。

北朝鮮レストランでは冷麺がお勧めと色々なサイトに書いてあったので冷麺を頼んでみました。

お味は、辛い
辛い物はかなり苦手なほうなので。。。 結局、辛いしか覚えてません。


お店にはステージがあり、7時くらいから喜び組同務のショーが見れるとネットで見たので、それくらいの時間に来たのですが、残念ながらお客さんが少なかったためかショーはありませんでした。
で、上の写真を見てもらえばわかるのですが、お客さんがいないテーブルの上の電気はすべて消されました。
電力事情の悪い共和国を少しでも感じてもらうという北朝鮮風おもてなし。すばらしいです。

というわけでショーを見れなかったのは残念ですが、人生初の北朝鮮レストランをあとにします。


ちなみに場所は上の地図のとおりです。三八広場までバスで出れば、歩いて行ける距離です。

二日目(前半)に続く。


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