佐藤匠(tek310)の贅沢音楽貧乏生活

新潟在住の合唱指揮者・佐藤匠のブログです。

コンクールを終え今一番感じていること

2008年09月02日 00時01分07秒 | 合唱
 
 過激な物言いの昨日の記事、、、すみません。
謝るくらいなら最初から書くなと(笑)。
うーん、でも、コンクールって、
あんまりスッキリしないものですよね。
全団体を客席で聴いている方がよっぽど楽しい(笑)。
 
 
 スッキリしない非常に大きな理由があるんですね、一つ。
これは10年以上前から思っていたことですが、
立場上、発言出来る機会があると思うので、
その時に申し上げたいと思っています。
 
 
 コンクールについて、
今回、ユースがBで出たことで、
複数団体に出場する人が増えたと思います。
そういう方々は実際にやってみて
どう思ったか分かりませんが、
少なくとも僕は、
あまりこれは良いことじゃないなと思いました。
 
 
 去年までは一般Aでの2団体掛け持ちでした。
今回はそれプラス一般Bでのユース。
3団体、、、、なんというか、
難しいですね、正直。
もうやらない方がいいなと正直思いました(苦笑)。
短い時間の間にピークを3回持ってくるということ、
しんどかったですね。
で、全てで結果が出なかったので余計疲れた(苦笑)のは
偽らざるところです。
 
 
 いろいろな団体で歌うのは良いことだと
僕は思っています。
たまたまその団体が両方コンクールに出場していた、
ということですから。
でも、思ったのは、
一般団体がたくさん出てきて嬉しいのですが、
やっぱり一般団体の合唱に関わる人の絶対数を
もっと増やさないといけない、そう思いました。
今回というか、毎回客席で聴いている中高大生、
どれだけの人が一般になっても参加してくれるのか。
そこですよね。
 
 
 あと、これは最近ずっと思っていたことですが、
 
 
 
「新潟県の合唱指揮界は危機的状況にある」
 
 
 
 ということです。
何がかというと、力のある若者が少ないということ。
結果を残しているのは、失礼ながらご高齢な方々の団体。
若い世代の新潟の指揮者は結果を出せていない。
それに加えて、中高生の方は決まった指導者の方々が
結果を残していますが、ほとんどの先生方は
学校という場以外で合唱に関わりを持たれない、
一般団体等に波及することは何も無い状況です。
 
 
 で、一番問題なのは、
この場にtek310がどこにも加われていない、
ということです。
 
 
 上記のように先輩方や後輩に文句を言っても、
所詮それは何もしていない男の遠吠えです。
「お前が一番悪いだろう」と。
 
 
 で、コンクール前から最近、
下振りをしながら、ずっと考えていました。
僕がやりたい事は何なのか。
それが、今更ながらかなり明確になってきました。
その中の一つに、
 
 
自分の責任において合唱指揮をしたい
 
 
ということがありました。
 
 
 自分のやりたい事をもっとやりたい、
勝負したい、活動したい、
そう思っています。
そのためには、今のように下振りばかりしている状況は
自分にとって大きなプラスにはならない、
勿論プラスにはなるのですが、
それ以上大きく何かを積み上げるには、
自分のやりたい曲で、自分の音楽で勝負する、
ということです。
それで、新潟の合唱界に何とか新しい波紋を投じたい、
若手をもっと盛り上げたい、
そう思っています。
今回はコンクールについてですが、
それ以外でも、自分が振るということで
合唱祭でもアンコンでも、また演奏会(これが一番大事)で、
演奏の機会を持つということ。
全てはそこから始まる、と思っています。
 
 
 まあ、正直言うと、
tek310には諸々安定しないことがあり、
こういった活動を
常にバンバンと打っていけるだけの力がありません。
周りにいろいろな迷惑をかけているのが現状なので。
でも、だからこそ、やることを絞る必要がある、
そう思っています。
絞るというか、自分のやりたい事を
もっと前面に、自分の中心に出すということです。
 
 
 いろいろなことは、
少しずつだんだんはっきりとしてきました。
今出来ること、やるべきことを、
一つずつクリアにしていくことが当面の課題です。
口だけ番長にならないようにしたいですね(笑)。