佐藤匠(tek310)の贅沢音楽貧乏生活

新潟在住の合唱指揮者・佐藤匠のブログです。

広上先生の練習は

2009年11月25日 23時52分34秒 | 合唱
 
 月曜日の広上先生の練習。
思いのほか小柄な方でしたが、
パワフルで面白い方でした。
 
 
 決して理論を前面に出さず、
それを把握しつつも、そうでない方法で表現して
歌い手にアプローチしていたのが印象的でした。
時と場合によるとは思うのですが、
どういうアプローチをすると、良い音が沸き上がってくるか、
いろいろ勉強になりました。
 
 
 あと、色々なことを盛り込まないこと、
もあるかと感じました。
一カ所を注意したことで、他も直る、
そういう形になれば効率的ですよね。
そういうことについても勉強になりました。
 
 
 自分がすべきこと。
これは近いうちにまた。
 


まず、「直江の婿えらび」。

2009年11月25日 00時55分11秒 | クラシック
 
 昨日のオペラ。
10時半に楽屋口から入ると、
そこはオペラ独特の雰囲気になっていました。
キャスト、合唱、ジュニア合唱団、オーケストラ、
裏方と、皆各自が各自の仕事をしていて、
自分がちょっぴり場違いな感じ。。。
 
 
 懐かしい雰囲気ですが、
大変そうだな~と思いつつ。
実は、合唱のイベントの企画運営をやる時いつも、
「オペラの公演に比べたらこれくらいのことは」
と思いながらやっていました。
一つの合唱団が演奏会を持つことや、
ユース2007やこの間のフェスティバルのように、
複数の合唱団が絡んでくるとしても、
オペラのそれと比べれば、と感じます。
総合芸術と言いますが、
やっぱり大変ですよ、オペラは。
脚本があって、それへの(長い)作曲、
指揮、演出、ソロキャスト、合唱、オーケストラの出演者に、
衣装、大道具、小道具の準備があって、
普段の練習の会場確保やスケジュール調整等の運営、
照明がついて、当日の舞台演出のための舞台監督や
メイクなどの裏方さん、
その間当然、制作など集客のための広告広報活動があり。。。
脚本演出と指揮作曲の2人とは少し話をしましたが、
大変だったと思います。
正に、「腹をくくる」という言葉がピッタリだと。
 
 
 チラシ挟みなど受け付け周りの準備をして、
生まれて初めてのチケットもぎり(笑)。
まあ、単純作業なので楽しくやらせて頂きました。
助かったのは、開場が13時だったのですが、
12時半過ぎから受付を始めて、
劇場内のロビーで開場を待って頂いたことですね。
入場者の対応を分散できたので比較的余裕がありました。
ちょっと前には集客が大変だという話も聞いてましたが、
宣伝の効果もあり、お客さんはかなりたくさん入りましたね。
 
 
 出演者が多いので、贈り物もたくさん。
ここからが急遽地味~な仕事だったのですが、
受付から楽屋まで出演者への贈り物を運搬。
何往復しただろうか。。(笑)
ジミ~に遠いんですよ、受付から劇場の楽屋。
 
 
 ということで、休憩後後半から観劇しました。
観衆の反応は良かったですね。
帰りの時も「良かったね~」「良く出来てたね~」
という声を耳にしました。
りゅーとぴあの劇場はオペラには若干不向きなのですが、
皆それを押さえた上での歌・発声、だったと思いました。
上野先生の存在は大きかったですね。
一人ああいう人がいると、重石というか、
劇への求心力や安定感を生みますね。締まった気がしました。
他のキャストも皆頑張ってました。
 
 
 衣装や舞台道具、作るのは大変だったと思います。
推測ですが、一息ついたら、どこかでまた再演、
とかも2人の中では考えているだろうと思います。
それを想定しての大道具作成だったのではと。
 
 
 で、前半を見ていないのであまりいろいろ言えないのですが、
もし再演するのであれば、演出や音楽をより練って
改訂を重ねて欲しいと思います。
後半から観たからかもしれませんが、
後半はしばらく、動きが少ないんですよね。
ソロの歌で聴かせる場面が多いのですが、
オペラの初心者が観てたらどう思うかな~と
少し余計な心配をしながら観ていました。
劇の中身の進み方と時間の関係、でしょうか。
もう少し密度を濃くすることも出来るかな、とも。
まあ最後へ向けて、後半はしばらく、
意図的にそうしたのかもしれませんが。
見当違いだったらすみません。
 
 
 まあとにかく、関係者の皆様おつかれさまでした。
地方から何かを創る、ということについては、
また別の機会に書きたいと思います。