佐藤匠(tek310)の贅沢音楽貧乏生活

新潟在住の合唱指揮者・佐藤匠のブログです。

ブログから歴史を考える

2019年10月02日 01時28分44秒 | 日記
 「ブログ読んでます」
と言われると恥ずかしいけど、
誰が読んでるのか分からないのも
それなりに虚しい、
みたいな複雑な感情(笑)
 
 このブログが始まったのが
2005年10月23日らしいです。
間も無く丸14年を迎えます。
 
 根気あるな自分(笑)
 
 週1とかじゃ無く
それなりに更新して
続いているのは
媒体との相性が良いからでしょうね。
 
 まあ読んでこられた方はお分かりの通り
14年もあれば様々な変遷を経てきています。
若い頃(と言っても30歳くらいですが)の文章は
ちょっとイタいし、
数ヶ月前以前の1、2年くらいの間の内容は
正直すみませんという感じもあるし。
 
 ただ、自分は
過去のブログを削除するということは
考えておりませんでした。
 まあ単純に量が多すぎて判断するのが大変
ということもありますが。

 もちろん書くことは私にとって
仕事ではないので、
最優先すべきことではありません。
だから音楽への不利益は避けなければならないと
思っております。
色々葛藤もあった時期もありましたし
書きたいことを抑えたり
人を傷つけないようにとか
(自分自身はかなり傷つけていた気もしますが(笑))。
もちろん、表現活動において
全ての人に配慮出来るということはあり得ませんので
私のブログで傷ついた方とか不快に思った方もいるかもしれません。
 
 仮に
作曲家とか文筆家の方に置き換えてみると
色々なタイプの方がいらっしゃいますよね。
若かれし頃の作品に対する自分自身の評価ですね。
  
 ただ「若かったな」と思うだけの人もいますし、
その若さを稚拙だったと捉える人もいるでしょう。
そして自らの作品を何らかの形で消去したり
何度も手を加えて改作し直したりする人も。
もちろん、若さも自分自身のその時の自分として
俯瞰して見られる人もいると思います。
 
 たかだかブログから大げさな話になりましたが(笑)
何でも長く続けていくと
それなりに色々なことがありますよね。
若かったこととか
迷惑をかけたこととか
思い出したくないこととか
色々ございます。
 
 そうしたことを踏まえて
受け入れて今があると思っておりますので
恥ずかしいとか申し訳ないとか
複雑な感情を持つこともあるのですが
それでもそれはそれとして抱えて生きていきたい。
   
 消去することというのは
簡単なことだと思うんですよね。
辞めてしまうこととかも。
まあブログに関してはたかだかという話かもしれませんが
色々な分野における歴史という意味では。
もちろん、消去することのできないことも
歴史という意味ではあると思います。
 
 今生きている自分自身の目線から
過去を見たとき、それをどう評価するか。
実際の歴史という場面では
だからこそ色々な問題が生じるわけなのですが
自分自身の歴史という部分に限れば
全て経てきたことが自分を作っていることですので
その時の一生懸命だったと受け止めたい。
 
 私も中堅くらいの年代になってくると
若い人を見る時に、今の自分の目線から
つい評価してしまいがちになります。
いかんいかんと思いつつ、若さゆえの
その言葉の強さや鋭さに、つい心が反応してしまったり。
 
 しかしそれらも
その人自身の歴史の途中であり、今そのものでもあります。
どういう目線で見守るか
どう評価するか、注意しないといけないなと痛感することがあります。
 
 何だかよく分からない話になりましたが(笑)
ブログにあるように
私は私の歴史を踏まえて歩んでいきたいと思いますし
自分の目線だけでなく
相手の今の目線も想像して考える、という余裕は
持てるようにしていたい
と思ったりしております。