佐藤匠(tek310)の贅沢音楽貧乏生活

新潟在住の合唱指揮者・佐藤匠のブログです。

K-1考~ボクシングファンの視点を中心に~

2006年06月04日 00時02分44秒 | スポーツ

 

 さて、書こうと思っていて封印していたネタを。。。

 

 

 今日、韓国でのK-1が放送されていました。

 

 

 はじめに書いておきますが、

僕はボクシングファンです。

最近は忙しくてちゃんと目を通せていないのですが、

もともと大学からボクシング雑誌を買い続け、

仕事を始めてからの夢が、WOWOWに加入すること。

開局以来唯一続いている、週1回のボクシング番組を見るためです。

海外のボクシング事情を、雑誌でしか知られなかった時代を

大きく変えた画期的な出来事だったんです。この放送開始。

最近は正直見れていませんが、

ビッグマッチは生中継するので、それは見てます。

 

 

 さて、ボクシングは、昔はそうでありませんでしたが、

今では立派なマイナースポーツです。

何で判断するかって、数字(視聴率)ですね。

昔はよく世界戦をどの局でも放送してましたが、

数字が取れないから、世界戦はもとより、

深夜のボクシング番組も少なくなりました。

 

 

 そんな中、突如現れたのがK-1。

日本人は食いつきました。

その時ボクシングファンがどういう気持ちで

それを見ていたかというと、

正直苦々しい思いです。あとは冷めた見方。

僕もそういう一人でした。

 

 

 でも、見ていないのに、悪いコト書けませんよね(笑)。

だから、昔もチラチラ見てましたが、

最近もチラチラ見ています。

 

 

 僕の感想ですが、

率直に言って、K-1は未熟な格闘技に見えます。

2点あって、

 

「どういう形が、完成したK-1のスタイルかが見えないこと」

「選手の技術的な水準が高いとはどうしても思えないこと」

 

です。

 

 これは全ての選手というわけではありません。

中量級?でしょうか、魔裟斗とかは、ボクシングの勉強を

よくしていると思います。

 

 

 でもね、ボブ・サップ、曙が出てきた頃から、

明らかにおかしくなっている気がしますね。

K-1のやり方はとてもうまいと思います。

常に注目選手をつくっていくやり方。

最近ではシュルトやチェ・ホンマンでしょうか。

しかし今日のこの2人の試合も、

実況は盛り上げていましたが、明らかに凡戦に見えました。

技術の拙い人をここまで堂々と出されると、

かえって感心してしまいます。

 

 

 ちょっと辛口でしょうか。。。

もう一つどうしても理解できないことが。

 

 

飛びヒザです。

 

 

 シュルトの得意技ですが、

両手で相手の頭を抱えてあごをヒザで蹴る行為。

これを認めるって、どういうルールなんだろうと思います。

あれを防ぐ方法ってあるんでしょうか?

 

 

 あと、今日見ていて、足を蹴られて転んでいる(ダウンしている)

ように見えたのが全てスリップでした。

この辺のルールは、僕が理解できてないだけでしょうかね。。。

 

 

 しかし、韓国でも韓国相撲からK-1に進出する人が増えてます。

残念ながら、ボクサーにも、結構います。

「元チャンピオン」という肩書きで出てくる国内外の選手。

 

 

 これ、推測ですが、やっぱりギャランティーだと思います。

ボクシング、特に日本ではファイトマネーが低い。

世界戦でもです。

日本チャンピオンでも、バイトしている人はザラにいます。

 

 

 悲しいんですよね。

「元チャンピオン」の肩書きの人が、

K-1に流れて、そしてK-1生え抜きの人たちの

格好の餌食になっていくのが。

それ即ち、普通の人は、

「ボクシング < K-1」と

思い込んでしまうのですよね。K-1が強いと。

 

 

 これに異議を唱えるとすれば、

僕が見た限り、K-1では、打撃よりも、

圧倒的に足技の方が有効に見えます。

元ボクサーが、足技もおぼつかないまま、

K-1で戦うという行為自体、無謀なわけです。

正直負けて当然です。

ギャランティーに負けてそこへ入っていく方も方ですが、

元ボクサーの肩書きを利用されているのが悲しい。

 

 

 K-1から学ぶ点があるとすれば、

そのプロモーションの仕方でしょうか。

魅せ方などはボクシングにももっと必要です。

あと、階級?が少ないのもある。

ボクシングには、何と階級が17もあり

(ミニマム級からヘビー級まで)、

団体も主なもので4団体ある(WBA,WBC,WBO,IBF。

因みに日本が認めているのはWBAとWBC。

因みにPRIDEだが、西島洋介は元WBFという

マイナー団体のチャンピオンだった)。

細かすぎる。というか、分かりづらい。

「全員で戦ったら誰が一番か?」という、

いわゆる少年ジャンプ方式は、たしかに受ける。

 

 

 長くなりましたのでこの辺にしておきたいですが、

ちょっと辛口が多かったので、

批判の書き込み等あるかな。。。

僕の、K-1の認識が甘いのかもしれないので、

その辺、教えていただけると嬉しいです。

 

 


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2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
初めまして。  (ごじら)
2007-02-28 12:16:09
初めまして。 
韓国のボクシング事情を調べていて、貴ブログにたどり着きました。
同感です。
時々寄せていただくやも知れません。
怪しい者ではございませんので。
その節は、どうぞよろしくお願いいたします。
お邪魔いたしました。
返信する
 ごじらさん、はじめまして。 (tek310)
2007-02-28 23:07:06
 ごじらさん、はじめまして。
ようこそこちらへお越しくださいました。

 ボクシングネタは、最近あまり書いてなくて(というのも、テレビの放送がないからなんですが。田舎にいると余計そうです)、時々書きたいと思いますので、ぜひよろしくお願いします。
返信する

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