●出かけた日:2017年10月8日(日)
●歩いたログ(足跡)(道のり:10.9km)
(以上の地図:国土地理院)
●ログの標高図
※ 同じ道を往復しましたので、左右対称です。
※ 所要時間は7時間30分になっておりますが、休憩時間等を除く移動時間は4時間15分程でした。
7月15日に、飲み仲間のAさん、Mさんと「乳頭山」に登りましたが、その時、「今年中にまた3人で山に行きたいね」と話しておりました。
どこに登るかついては、私は「以前数度登ったけれども、また行ってみたい」、Aさんは「高校の時(というと50年以上も前)、クラブ活動で調査に行ったあの湿原の今の状況を見てみたい」、Mさんは「話を聞いているうちに、その高層湿原とそこからの展望を是非見てみたい」、との3人の思いが一致して「小白森山」、「大白森」に向かうことになりました。
出かける日は、最初の予定では10月7日(土)でしたが、直前になってこの日の雨の確立が非常に高くなったので、Aさんの決断により、晴れの予報が出ている次の日、8日(日)に延ばすことにしました。
当日は、絶好の天候に恵まれ、Aさん、Mさんは「秋田市」から、私は「大仙市」から、所々濃い霧が立ち込める道を、集合場所である「仙北市」の秘湯、「鶴ノ湯」温泉の駐車場を目指して車を走らせました。
それでは、駐車場に到着する少し前のところから本文に入ります。
「大仙市大曲」から車を走らせて「仙北市」の「旧田沢湖町」に入り、町の中心部に至る手前から、国道46線と分かれて「田沢湖」や「田沢湖高原」方面に向かう道の角にコンビニがある。山に向かう時はいつも寄るこのコンビニで、朝食のサンドイッチと昼食のお握り、飲物などを買う。連休中の行楽日和のせいか、客が次々に訪れる。買物を終えて山の方に目をやると、雨上がりの風景が爽やかである。
前日までの雨に洗われ、横からの陽射しを受けて輝いているようである。横にたなびく雲(霧?)の奥に、鋭く尖がっているのが「駒ヶ岳」の「男岳」である。電線が白く写っているのは、付着した露が光っているのであろうか。この景色を眺めて、改めてこの日の山行に期待が膨らむ。
サンドインチを頬張りながら「田沢湖高原」目指して車を走らせる。集合の時刻までまだ余裕があるので、「田沢湖高原」の大きな駐車場から「田沢湖」を望む。
ここからの眺めも非常に爽やかである。この辺は紅葉にはまだ少し早いようである。
写真左手、白い雲の奥に「鳥海山」の姿がくっきり写る。こんな日にはなかなか巡り合わない。「鳥海山」の下は「仙北平野」が広がるが、まだ霧が晴れないようで、雲海が広がっている。朝の景色は格別である。
8時過ぎ、「鶴ノ湯」の駐車場の到着。すでにAさんとMさん着いていて、山登りの準備を終えているので、私も急いで準備をする。Mさんがトレッキングポールを忘れてきたというので、私が車に乗せっぱなしにしてあるポールを2本貸す。私がいつも使うのはT字の取っ手が付いた片手用のポールである。前日までの雨で登山道が濡れていると考えスパッツを着ける。
いよいよ登山開始。神社の鳥居が登山口である。
まだ新しく見える台板には「鶴の湯神社」と書かれている。鳥居はだいぶ傷んでいる。脇の案内板も「大白森」の字などがかすれて見えない。
石段を登り切るとすぐ神社である。神社は茅葺で、若い二人の職人が屋根の補修を行っている。一人に「ここも熊が出ますか」と訊いたら、「出る出る」と大きな声で返してくる。
神社の脇を通り抜け、道両側の下方に渓流の音を聞きながら小尾根を進むと、「乳頭温泉郷」の一番奥にある「蟹場温泉」に通じる道の分岐があり、分岐を過ぎてすぐ林道に下りる。林道は右に行っても左に行ってもまた登り口があるが、今回は左に進む。
少し行った登り口に、熊よけの音を出すための金属製のパイプが杭に据え付けてある。備え付けの棒でAさんが力強く叩くと、びっくりするような大きな音がでる。これで少し安心して再びに登山道を進む。
(その2に続く)
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